トビラシステムズが報告する特殊詐欺・フィッシング詐欺の実態
トビラシステムズ株式会社は、特殊詐欺やフィッシング詐欺に関する最新のレポートを公開しました。このレポートは、2024年11月に確認された詐欺電話や詐欺SMSについての独自の調査結果をまとめたものです。特に、最近の電話詐欺やSMSの傾向には要注意です。
調査の概要
2024年11月のトビラシステムズの調査によると、特に目立つ詐欺手法として、国際電話を利用した詐欺が増加していることが指摘されています。迷惑電話番号の54.5%が国際電話に該当し、これには通信事業者や官公庁を騙った自動音声ガイダンスが多発しています。また、宅配業者を偽ったSMSも全体の64.9%を占めており、詐欺の手法が進化しています。
詐欺電話の現状
2024年11月にトビラシステムズが記録した迷惑電話の中で多かったのが、国際電話番号、特に「+1」で始まるアメリカやカナダからの電話です。これらの電話では、「未納料金があります」といった内容の自動音声メッセージが流れることが多く、注意が必要です。実際に、NTTファイナンスを名乗る電話や入国管理局を名乗る電話など、様々な業者を装った詐欺が増加しています。
詐欺SMSの傾向
続いて、2024年11月のSMSに関する調査結果も注目されます。フィッシング詐欺のSMSの中で、宅配業者をかたるものが最も多く、全体の約65%を占めています。また、銀行やクレジットカード会社を名乗るSMSも増えており、『三菱UFJ銀行』や『JCB』をかたる偽メッセージが多発しました。特に11月下旬には『広島銀行』になりすましたSMSが集中して送られています。このような詐欺に対して、ユーザーは注意を怠らないようにしましょう。
アルバイト募集に関する詐欺
また、冬季休暇を控え、アルバイトの勧誘を名乗る不審なSMSも急増しています。『スマホでできる日給4万円』などといった内容のメッセージが届くことが多く、これに返信すると特殊詐欺に巻き込まれる可能性があります。このようなメッセージが送られてきた場合は、決して返信したり、リンクにアクセスしたりしないことが重要です。
身を守る対策
トビラシステムズでは、様々な対策を提案しています。知らない番号からのSMSやメールは無視し、公式サービスからの情報を確認することを勧めています。さらに、迷惑SMS対策サービスを利用することで、不審なSMSを自動で遮断することが可能です。
トビラシステムズは、特殊詐欺やフィッシング詐欺を防ぐために、各種調査・対策サービスを展開しています。テクノロジーの力を借りて、社会の安全を守るための取り組みが進められています。これからも、より多くの人々が詐欺に対して警戒し、安全な生活を送ることができるような情報提供を続けていくことでしょう。
会社概要
トビラシステムズ株式会社は愛知県名古屋市に本社を置き、特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪撲滅を目指して様々なサービスを展開しています。月間約1,500万人が利用する『迷惑情報フィルタサービス』を通じて、社会課題解決に取り組んでいます。公式サイトでは最新の詐欺情報や対策についての情報が提供されています。
トビラシステムズ公式サイト