福島県川内村に拠点を置くクラフトジンメーカー、株式会社Kokageの「naturadistill固有種蒸溜酒」が、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)で初出品ながら金賞を獲得したという快挙を達成しました。このコンペティションは、アジアで最も権威のあるウィスキーおよびスピリッツの品評会として知られ、多くの国々から集まった5000本以上の洋酒が競い合う場です。この栄誉を得るために、Kokageは独自の製法と地元の素材を最大限に生かした商品開発に取り組んできました。
「naturadistill固有種蒸溜酒」は、地元の植物「かやの実」を主たるボタニカルにし、さらに橘、クロモジ、ニオイコブシ、ジュニパーベリーを組み合わせたことで、独特の風味が生まれます。その味わいは、口に含んだ瞬間にみずみずしい柑橘の香りが広がり、爽快感をもたらします。余韻には木々や香木の落ち着きが感じられ、何度でも楽しみたくなる魅力に満ちています。
Kokageが制定したこの特別なレシピは、各ボタニカルを別々に浸漬し、減圧蒸留を行うことで、より繊細で香り豊かなジンへと仕上げられています。これにより、日本の自然が持つ奥深い香りを最大限に引き出し、清らかな味わいへと昇華しています。
審査員からは、「バランスが良く、カクテルにも対応できそう」とアドバイスされるほどの絶賛の声が寄せられました。また、「ピンクグレープフルーツのような瑞々しいフレーバーが印象的で、最後にはやや苦味が全体を引き締めている」といったコメントもあり、さまざまな楽しみ方ができる柔軟性も評価されています。
Kokageの代表取締役、大島草太氏は、「初出品で金賞を受賞できたことは大変光栄で嬉しいですが、さらなる上を目指し品質の向上に努めていきます」と、今後の意気込みを語っています。また、蒸留責任者の高橋海斗氏も、「このジンは製造を重ねるごとに進化しているので、次回はさらに高い賞を目指していきます」と意欲を示しました。
「naturadistill」シリーズは、2024年からスタートした川内村の蒸留所で製造され、2026年には直営のレストランバーもオープン予定です。地域の特性を活かしつつ、新たな食体験を提供する場の構築も進めているとのこと。これからも福島から発信する芸術作品のようなジンが、世界中の人々に愛されることを願っています。ますます目が離せないKokageの活動、その目標に向けた挑戦から目が離せません。詳しくは公式ウェブサイトやインスタグラムでご覧いただけます。