葬儀業界の新たな形を提案する株式会社ikiteruの設立

葬儀業界の新たな風を呼び込む株式会社ikiteruの設立

日本の超高齢社会が進展する中、65歳以上の人口が約3割を占める現状で、終活や葬儀についての意識が重要になっています。そこで新たに設立されたのが株式会社ikiteruです。この会社は、葬儀業界に特化したブランドマーケティング会社であり、社会全体への広報活動を通じて、人々が自分の人生を見つめ直し、より良い終焉を迎えるためのサポートを目的としています。

株式会社ikiteruとは？

2024年9月24日、東京都千代田区に本社を置く株式会社ikiteruが設立されました。この会社の代表を務めるのは渋谷桜子（安岡桜子）さんです。彼女は、葬儀業界が抱えるさまざまな問題を解決するための広報活動を展開し、葬儀に関する正しい情報を発信することに力を入れています。葬儀は単なる儀式ではなく、故人を弔う場であり、生前の思い出を語り合う大切な時間です。ikiteruは、個々のニーズに合った葬儀スタイルを提供することで、終活の新たな在り方を提案します。

高齢化社会における葬儀の重要性

日本はすでに超高齢社会に突入しており、2022年には65歳以上の人口が3623万人を超え、今後もその数は増え続けると予測されています。2040年には年間死亡者数が約168万人に達すると警告されています。一方で、葬儀の簡素化が進む中で、死に対する理解が薄れ、命について考える機会が減少しています。こうした状況が、葬儀に対する情報不足を招き、将来的に後悔を残す決断をしてしまう可能性があるのです。

提案される新しい終活のスタイル

ikiteruの設立にあたり、悪化する情報の非対称性を解消するための活動が期待されています。自身の葬儀について考えることは、実は「生きる」ことの価値を知る重要なきっかけとなります。葬儀社を選ぶ際の情報収集ができないために、失敗をすることが多く、選択肢が限られてしまうのが現実です。このような状況を改善するために、ikiteruはブランディングやマーケティング支援を通じて、葬儀社の情報を広めるミッションに邁進しています。

葬儀業界の変革を目指す

「命の尊さを伝え、葬儀業界を明るく元気にする」をモットーにしているikiteruは、情報発信によって業界のイメージを変え、問題解決に繋げることを目指しています。広報活動を通じて新しい葬儀業界の形を作り出し、家族や大切な人との対話を促進する環境を整えたいと考えています。

代表取締役渋谷桜子について

渋谷桜子さんは、葬儀業界に関する豊富な知識と経験を持ったマーケターです。彼女は自身の病気を乗り越えた過去や、二度の流産を経験しています。これらの経験は、人生や命について深く考える契機となりました。命の大切さを理解している彼女は、現在ふたりの娘を育てながら、業界に新しい風を吹き込むべく力を尽くしています。

まとめ

株式会社ikiteruの設立は、葬儀業界の新たな取り組みとして注目されています。今後、どのような施策で高齢化が進む日本社会で葬儀に関する情報を広め、終活の重要性を伝えていくのか。その活動は多くの人々にとって、有益な支援となることでしょう。私たちもこの機運に乗り、自分らしい生を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。