シンガポールの高校生が日本を訪問
外務省が主導する対日理解促進交流プログラム「JENESYS」の一環として、シンガポールから社会福祉を学ぶ高校生が日本を訪れます。プログラムは2024年12月17日から24日まで行われ、彼らは東京都、埼玉県、北海道を巡ります。
交流プログラムの目的
本プログラムは、シンガポールの学生たちが日本の社会福祉の現場を実際に見ることで、少子高齢化という課題に対しての日本の取り組みを理解することを目的としています。具体的には、高齢社会対策や幼児教育、引きこもり支援、福祉ロボット技術など、多岐にわたるテーマが取り上げられます。
ダイナミックな日程
プログラムには、以下のような予定が組まれています。
- - 12月17日(火): 参加者が来日し、オリエンテーションおよび社会福祉法人シルバーウィング新とみの視察を行います。
- - 12月18日(水): 埼玉県の介護すまいる館を訪問し、更に国土交通省でのバリアフリー政策に関する講義を受けます。
- - 12月19日(木): 東京都から北海道への移動日で、地域こども食堂「まんまる」での活動紹介や座禅体験が行われます。函館山の夜景も楽しめます。
- - 12月20日(金): 函館厚生院百楽園の視察や学校交流イベントが予定されており、ホームステイも始まります。
- - 12月21日(土): ホームステイの2日目。
- - 12月22日(日): 五稜郭などの観光を経て、再び東京都へ移動します。
- - 12月23日(月): ワークショップを通じて報告会の準備を行い、浅草を視察します。
- - 12月24日(火): 参加者は帰国します。
使用言語と実施団体
全ての活動は英語で行われ、その実施には一般財団法人日本国際協力センター(JICE)が関わっています。JICEは、若者の国際交流を促進し、日本とアジアの架け橋となる役割を果たしています。
JENESYSの概要
「JENESYS」は、日本とアジア太平洋地域との交流を深めるためのプログラムであり、参加者が日本に対する理解を深めると共に、自国での対日理解の発信を強化することを目的としています。
このプログラムが成功することで、シンガポールの学生たちの日本に対する関心が高まり、持続的な国際交流の礎が築かれることでしょう。