LayerXが発表した新経営体制と報酬制度の全貌
株式会社LayerXは、2025年10月1日より経営体制を刷新し、新たに福島広造氏を上級執行役員COO、及びバクラク事業CEOに選任したことを発表しました。この経営体制の変更に伴い、従業員の生産性向上を評価する新たな報酬制度も導入されることになります。
新しい経営体制の背景
LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」というミッションのもと、AIエージェントを使ったバックオフィス業務を効率化します。これまでに15,000社以上が導入したAIクラウドサービス「バクラク」を通じて、企業の業務改善に寄与しています。また、今後は人事領域にも進出し、さらなる成長を目指すとのことです。
福島氏はこれまで、ボストン コンサルティング グループ(BCG)での経験を経て、ラクスル株式会社の取締役COOとして実績を残し、AIとテクノロジーの分野において深い知見を持つ人物です。新たな役職を得ることで、LayerXのミッションの実現に向け、さらなる事業推進が期待されています。
報酬制度の改定
新しい報酬制度は、2025年10月から適用され、AIの利用によって生産性が向上した成果を社員に還元することを目的としています。以下がその主なポイントです:
1.
報酬原資の拡充:最大10%程度の報酬原資を確保し、高い生産性を発揮する社員への還元を図ります。
2.
新賞与制度の導入:成果や職務に基づく月額給与の最大6ヶ月分を賞与として支給する仕組みを導入します。これは、全社および個人のパフォーマンスを事業成果に直結させるためのものです。
これにより、LayerXはより公平で競争力のある報酬体系を実現し、社員のモチベーション向上にも寄与するでしょう。
福島氏のコメント
「2025年はAIエージェントが日本の企業にもたらす変革の始まりの年になるでしょう。この変革は、インターネットやスマホの登場と並ぶほどの重要なものであり、私たちの業務を根本から変える可能性を秘めています。LayerXは、テクノロジーで世界を変えようと真剣に取り組むチームであり、この挑戦に私も全力で向かっていきます。」と福島氏は述べました。
LayerXは、2023年に行った資金調達を基に、事業の展開を加速させ、新しい人材の採用にも力を入れていく考えです。2030年にARR1,000億円の目標達成に向け、全社一丸となって取り組む姿勢を示しています。
企業情報
LayerXは2018年に設立され、「すべての経済活動を、デジタル化する。」というビジョンを掲げるAI企業です。AI SaaS「バクラク」事業を中心に、Fintech事業やAI Workforce事業など、さまざまな領域で社会課題の解決に向けた施策を講じています。
会社概要
- - 設立:2018年8月
- - 代表者:代表取締役CEO 福島良典
- - 所在地:東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階
- - コーポレートサイト:LayerX
この新たな経営体制と報酬制度により、LayerXの未来がますます楽しみです。