昭和女子大学での美術コレクション展がついに開幕
2024年10月23日、東京都世田谷区に位置する昭和女子大学の光葉博物館では、開館30周年を記念した特別展「覧古考新Bridging old and new」がスタートします。本展では、奈良時代に作られた華厳経の断簡や、藤原道長の筆による法華経の断簡など、古今の美をつなぐ宝物が展示されます。
展示内容の魅力
本展のテーマ、「古きを覧、新しきを考える」は、参加者に過去の美術品の重要性を再認識させ、今後の美術的な考察へとつなげるものです。代表的な展示物には、奈良時代の華厳経断簡や、藤原道長の書写による法華経の断簡があり、これらはいずれも貴重な文化遺産です。特に、金峯山埋経として知られる法華経断簡は、藤原道長が手がけたもので、歴史的価値は計り知れません。
加えて、その他にも鉄地銀象嵌の盒子や、黒漆地の香炉など、時代を超えた貴重な品々が展示され、来場者は日本の美術と歴史の奥深さを体感できます。
併催イベント
また、特別展に合わせて、大学の学生たちによるギャラリートークも予定されています。これにより、展示物についての知識を深め、来場者同士の交流を井の助けとなるでしょう。ギャラリートークは、10月23日、11月9日、11月13日の三日間、午後に実施されます。
さらに、11月13日には大阪大谷大学の宇都宮啓吾教授による特別講演も行われます。この講演では、「藤原道長と『埋経』」というテーマに基づき、深い知見が提供される予定です。
開催情報
展覧会概要
- - 期間: 2024年10月23日(水)~11月22日(金)
- - 時間: 10:00-17:00(11月9日、10日は10:00-16:00)
- - 休館日: 日曜日・祝日(ただし11月10日は開館)
特別講演会
- - 日時: 11月13日(水)16:00-17:30
- - 会場: 大学8号館6階オーロラホール
詳細や追加の情報は光葉博物館の公式サイトでご確認いただけます。デジタルアーカイブも公開予定で、ネットを通じてもその魅力を楽しむことができるでしょう。
終わりに
この特別展は、歴史的な美術品を通じて日本の文化を再発見する貴重な機会です。皆さんもぜひ、昭和女子大学光葉博物館を訪れて、その目で美のハーモニーを感じてみてください。美術の中に秘められた物語や歴史を感じることで、普段の生活に新たな視点をもたらすかもしれません。