参加型社会貢献ゲーム『PicTrée』、観光振興でゴールド賞を受賞!
シンガポールを拠点とするDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(DEA)とGreenway Grid Global Pte.Ltd.(GGG)が共同開発した「PicTrée(ピクトレ)」が、日本NFTツーリズム協会主催の「Japan Tourism NFT Awards 2024」で誘客・プロモーション部門のゴールド賞を獲得しました。
観光×NFTプロジェクトとしての成功
「PicTrée」は単なるゲームに留まらず、社会貢献を目指した参加型のプラットフォームで、次世代の観光振興にも寄与しています。このアワードは、独自のNFTやWeb3技術を用いて、地域活性化や観光産業の発展を促進することを評価されるもので、多くの注目を集めています。特に、観光業が直面する課題を解決する革新的なプロジェクトとしての側面が際立ちました。
アワードプレゼンテーションの内容
大会では、GGGのイノベーションマネージャーである鬼頭 和希氏が「PicTrée」のプレゼンテーションを担当しました。「PicTrée」はプレイヤーがチームとして分かれ、電柱やマンホールといった電力アセットを撮影し、その距離を競うゲームです。身近なインフラを活用したこのアプローチは、早期の設備異常発見に貢献しつつ、遊びを通じた社会貢献を実現しています。
実証試験の成果
このゲームの実証試験では、さまざまなデータが収集され、電柱周辺の樹木の接触やカラスの営巣を早期に発見することができました。これにより、インフラ企業の点検業務も効率化されるなど、非常に実用的なアプローチが採択されているのです。ゲーム参加者は迎え入れられ、活躍に応じて報酬を受け取ることも可能です。
コミュニティ形成と観光誘導
「PicTrée」はDAOによるファンコミュニティの構築にも成功しています。プレイヤー同士が自発的に互いに協力し、新規ユーザーの獲得活動を展開しており、その結果として、幅広いユーザー層が参加するゲームに成長しました。また、人気IPとのコラボレーションを通じて、特別な電柱をゲーム内に設置し、プレイヤーの興味を引くような仕掛けも用意しています。これにより特定地域への観光客誘導といった新たな取り組みも行われています。
今後の展望
今後、「PicTrée」はインフラ保全の観点だけでなく、日本の「観光」というユニークな強みを活かした新たな展開が期待されています。「地域貢献型観光」としての新しいビジョンを掲げ、Web3技術を駆使して地方創生や観光活性化を推進することで、さらなる効果を見込んでいます。
日本NFTツーリズム協会の活動
「Japan Tourism NFT Awards 2024」は、観光業界におけるNFTやブロックチェーン技術の普及を目的とし、顕著な成果を収めたプロジェクトを表彰しています。このイベントは、産業全体へのWeb3やNFTの普及を促進する重要な機会となっています。
「PicTrée」が今後どのように観光振興に資するのか、引き続き注目していきたいところです。