スタンレー電気の新技術ASTUVがヤマハ発動機に採用
スタンレー電気株式会社が新たに開発したUVコーティング技術「ASTUV(アスターヴ)」が、ヤマハ発動機株式会社の四輪バギーおよびゴルフカートの量産車に初めて採用されることが決定しました。この技術は、自動車用ランプ製造工程において画期的な結果をもたらします。
この採用されたバギーは「Grizzly」と「Wolverine」というモデルで、ゴルフカートには「UMAX」が含まれ、米国市場において2026年中旬から販売される予定です。
ASTUVの特徴
ASTUVは、全ての表面処理を対象とする「All Surface Treatment」と、スタンレー電気の略称「STanley」、そして紫外線を意味する「UV」を組み合わせた名称です。この技術は、UV硬化塗料とUV照射技術を組み合わせたもので、自動車用ランプの防曇コーティング工程を革新しました。
従来の製造プロセスで使用されていた熱風乾燥の工程はエネルギーの消費が高く、これを排除することで効率を大幅に向上させることが可能になりました。また、ASTUVの採用により、消費電力の削減と共に、ランプの品質の向上が同時に実現されました。
環境への配慮
現在、自動車業界全体では製造工程でのCO₂排出量削減が求められており、スタンレー電気もこの課題に真剣に取り組んでいます。特に、製造における「熱利用削減」は優先されています。ASTUVが実現したのは、環境負荷の低減だけでなく、ランプレンズ内に水垂跡を残さない高品質な製品を提供することです。これにより、顧客の多様なニーズに応え、業界全体のカーボンニュートラル実現に寄与しています。
スタンレー電気について
スタンレー電気株式会社は、1920年に設立され、自動車用電球をはじめとする特殊電球の製造・販売を行っています。現在では、世界の主要な四輪・二輪メーカーに製品を提供しており、特に自動車照明における技術力が高く評価されています。
さらに、同社は可視光・赤外・紫外線に対応した各種LEDやLCDなどのコンポーネント製品、電子応用製品の開発にも力を入れ、私たちの生活の安全と安心を支えています。さまざまな技術を駆使し、未来のモビリティに貢献する企業として、さらなる成長が期待されます。
新技術ASTUVの登場は、自動車業界に新たな風を吹かせるものであり、今後の展開に注目が集まります。スタンレー電気の技術がどのように進化し、私たちの生活に寄与していくのか、引き続き目が離せません。