東京・府中でウィーン料理の味を楽しむ
東京都府中市の「ホテルコンチネンタル府中」内にあるレストラン「コルト」が、ウィーン料理の提供を始めました。これは、府中市とオーストリア・ウィーン市ヘルナルス区が長年にわたる友好関係を結んできたことを記念した取り組みです。この友好関係は、文化や芸術を通じて相互に深い結びつきを育んできました。
府中市とウィーンの友好の歴史
府中市とヘルナルス区は、太鼓や府中囃子の演奏を通じて交流を図り、ウィーン側は府中市制60周年記念式典に参加するなど、文化を尊重し合う関係を築いています。現在でも、双方の学生が相互に派遣され、国際交流が行われています。また、府中の森芸術劇場には「ウィーンホール」と名付けられた施設があり、その名が示す通り、両地域の心の繋がりを感じさせる場所です。
ウィーンの建築も楽しめる
当ホテルの中には、ウィーン出身の著名な建築家オットー・ワーグナーによる建築作品の写真パネルも展示されており、ウィーンの文化や建築の美しさを楽しむことができます。これらの写真は、建築写真家の関谷正昭氏によるもので、ワーグナーの作品と彼が残したドローイングに基づいて撮影されたものです。関谷氏の作品は、府中市役所やオーストリア大使館にも所蔵されています。
季節に合わせたウィーン料理
「レストランコルト」では、ウィーン料理が年間を通じて提供され、季節ごとに変わる特別メニューが楽しめます。現在は春の限定メニュー「春のウィーンセット」を提供中です。料理は、ラムブラーテン(ラムラックのロースト)とグーラッシュ・ズッペ(豚肉とパプリカの煮込みスープ)を含む、春らしい華やかな内容です。それぞれの料理は素材の味を引き出すために、じっくり手間をかけて仕上げられています。
春のウィーンセットメニュー
- - ラムブラーテン(¥3,200税込): ハーブで風味をつけたラムラックをロースト。
- - グーラッシュ・ズッペ: 豚肉とパプリカを煮込んだ奥深い味わいのスープ。
夏、秋、冬にもそれぞれ特別メニューが登場します。夏はヴィナー ターフェルシュビッツ、秋はヴィルドブラーテン、冬はヴィルト グーラッシュ。ウィーンのワインも楽しめるメニューがあり、料理との相性を考慮した選び方が可能です。
常設メニューも充実
さらに、ウィーンの伝統料理も常設メニューとして用意されています。特におすすめは「ステルゼシュニッチェル」(¥2,200税込)で、サクッとした衣に包まれた豚肉が特徴。肉の味わいと共に、レモンやデミグラスソースとの絶妙な組み合わせが楽しめます。
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優雅な音楽と共に
レストラン内では、ウィーンの音楽が流れる落ち着いた雰囲気の中で料理を楽しむことができます。美食に浸りながら、ウィーンの食文化に心を寄せるひとときを過ごすことができるでしょう。
店舗情報
- - ホテルコンチネンタル府中
- - レストランコルト
- - 所在地: 東京都府中市府中町1-5-1
- - 営業時間: 11:00~22:00
- - お問い合わせ: 042-333-7113
公式サイトからの予約も可能です:
ホテルコンチネンタル府中
最後に
東京にいながらにしてウィーンの本格的な料理を味わえるチャンスです。府中市の文化の深い歴史を感じながら、ウィーンの美食を楽しんでみてはいかがでしょうか。