CareMaker、訪問看護・介護のDX推進に向けた資金調達を完了
愛知県豊橋市に本社を置く株式会社CareMakerは、訪問看護と介護サービスにおけるDX推進を目的として、この度シリーズAラウンドの2ndクローズで新たに資金を調達したことを発表しました。この調達では、既存の投資家であるサイバーエージェント・キャピタルに加え、新たにNOBUNAGAビレッジキャピタルが参加しています。
資金調達の背景と目的
CareMakerは、これまで訪問看護ステーションの複数拠点を立ち上げると同時に、自社開発した業界特化型のSaaS「CareMaker」の改良にも注力してきました。この取り組みによって、現場からのフィードバックを基にした改善と業務効率化を進め、各拠点の間接業務を集約し、運営の生産性を向上させるオペレーションモデルを構築しています。この新たなモデルの確立により、より多くの地域に質の高い在宅ケアを提供する体制を整えることができました。
今後は、より多くのユーザーにサービスを届けるために、店舗のさらなる規模化と拡大を図ります。また、地域に根ざしたサービス提供を安定させるために、現場スタッフやエンジニアなど多職種の採用も強化し、組織基盤の整備にもこの資金が活用される予定です。
新規出資者の期待
NOBUNAGAビレッジキャピタルのインベストメント部リーダー、太田匡紀氏は、CareMakerの挑戦を支援することに期待を寄せています。「超高齢社会において、在宅医療のニーズが高まる中、訪問看護事業の需要が急増している。この課題を解決するためにCareMakerのソリューションが役立つことを楽しみにしています」と述べました。彼はさらに、今回の資金調達が訪問看護ステーションの実業モデルの大規模化やリアルとデジタルの融合を加速することを願っていると語りました。
CareMakerのビジョン
CareMakerの代表取締役、山村真稔氏は、これまでの成長を振り返りながら、テクノロジーと実業を組み合わせて、現場に有意義な仕組みを構築してきたと説明しました。今後は新たな投資家の支援を受けて、「くるむ」のオペレーション効率化によって得られた知見を地域ケアに広め、すべての人にとって使いやすく安心できる環境を作り出していく方針です。この取り組みを通じて、命のインフラとしての役割をさらに強化していく考えです。
まとめ
CareMakerは、訪問看護と介護分野のデジタルトランスフォーメーションを牽引する企業として、今後の成長が期待されています。今回の資金調達は、地域における在宅ケアの質を維持しつつ、より多くの人々にサービスを提供するための重要なステップとなるでしょう。これからのCareMakerの動向に注目です。
株式会社CareMakerの公式情報は、
こちらのウェブサイトから確認できます。