プログラミング教育手引書
2019-05-30 14:01:34
全国の教育機関に配布されるプログラミング教育手引書の全貌
教育現場におけるプログラミング教育の重要性が高まる中、一般社団法人ICT CONNECT 21(略称:ICON)が『プログラミング教育支援ハンドブック2019』を発行しました。このハンドブックは、全国の教育委員会や公立小中学校に無償で配布されるもので、プログラミング教育が2020年度から必修化されることに伴い、学校現場における授業実践を支援することを目的としています。
ハンドブックの編集に携わったのは、放送大学の中川一史教授で、文部科学省の情報教育・外国語教育課の折笠史典室長による「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」にも基づいています。これにより、全国の小学校でのプログラミング教育の実施に向けた具体的なステップや事例が紹介されています。特に、ハンドブックでは教育委員会がどのように支援を行っているのか、教育現場での実践例も詳しく解説されています。
2020年度からの必修化に向け、ハンドブックは全国の都道府県や市区町村の教育委員会に配布され、5月末から順次発送されています。特に、プログラミング教育の実施をスムーズに行うために必要な知識が集約されており、教育現場での授業の参考にもなります。
また、ハンドブックにはプログラミング教育に関する教材集や、実際の授業での取り組み事例が豊富に掲載されていて、各地域の特色を生かした教育法についても触れています。たとえば、鹿児島県では「かごプロパック」と呼ばれる校内研修の支援策を実施したり、和歌山県では教育課程の連続性を意識したカリキュラムを作成しています。
具体的な小学校の取り組みとしては、神奈川県の横浜市立北山田小学校や、岩手県の奥州市立水沢南小学校など、全国各地からの実践が紹介されています。これらの事例は、他の教育機関にとっても重要な参考資料となるでしょう。
さらに、ICONのホームページでは、ハンドブックのPDF版も公開されており、誰でもダウンロードして活用できるようになっています。このような資源は、今後のプログラミング教育の発展に寄与することが期待されています。
ハンドブックを通じて、教育現場がどのようにプログラミング教育を導入していくのか、その流れを見届けるとともに、今後の教育改革にも注目が集まります。今後、適切な指導方法や教材が整備されることで、子供たちがより良い学習環境でプログラミングを学ぶ機会が増えることが期待されています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人ICT CONNECT 21
- 住所
- 東京都港区赤坂2丁目19-8赤坂2丁目アネックス3階 301号室
- 電話番号
-
03-4578-8823