epiST Venturesの誕生
2019-10-23 11:01:40
大学発ベンチャーを支援するepiST Ventures 1号ファンド設立の背景と目的
大学発ベンチャーを支援するepiST Ventures 1号ファンド設立の背景と目的
最近、日本では大学発のベンチャー企業が増加しています。この流れは、政府の援助によっても促進されていますが、日本がアメリカに比べて産学連携の成功事例がまだまだ不十分であるとの見方もあります。このような状況の中、技術者や研究者の潜在能力を活かすため、独立系ベンチャーキャピタルであるepiST Venturesが新たに設立されました。
epiST Venturesのミッションと目的
epiST Venturesは、産学連携とオープンイノベーションを基盤に、日本における科学技術の振興を目指しています。母体となるepiST株式会社は、東京都新宿区に本社を置き、代表取締役社長の上村崇氏がその舵を取っています。epiST Venturesの設立により、全国の大学とのネットワークを活かし、優れた技術者や研究者が立ち上げるベンチャーに迅速にアクセスし、支援していく方針です。
具体的には、投資先となるベンチャーには顧客企業との連携やCxOクラスの人材紹介を行い、事業や組織の立ち上げを効果的にサポートします。さらに、投資先企業との共同研究や人材交流を促進し、その価値を高めることにも力を入れています。
ファンドの設立と出資者の概要
epiST Venturesは、2019年10月に1号ファンドを組成しました。このファンドには、セガサミーホールディングス、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、ユナイテッドなど、多様な企業や個人投資家が参加しています。今後は10億円以上の規模を目指し、更なる出資を検討している企業や金融機関と協議を進めています。
投資方針とターゲット
このファンドの注力テーマは、人工知能(AI)、データサイエンス、IoT、ロボティクスなどです。特に創業前からの支援を重視しており、シードやアーリーステージのベンチャーに対し、基本的には5,000万円以下の投資を行います。場合によってはフォローオン投資も検討しています。
マネージングパートナーの紹介
上村 崇(うえむら たかし)
代表取締役社長である上村氏は、2005年にAIとデータサイエンスをコアとした株式会社ALBERTを設立し、成功裏に上場を果たしました。多くの大学と研究機関とのネットワークを活かし、技術系ベンチャーの支援に尽力しています。
崎須賀 渉(さきすか しょう)
取締役である崎須賀氏は、リクルートホールディングスのCVCでの経験を活かし、国内外で多くのベンチャー企業への投資や事業開発に従事してきました。ITベンチャーでの事業立ち上げ経験から、技術系ベンチャーの育成を目指しています。
結論
日本の大学発ベンチャーや技術者ベンチャーを支援するepiST Venturesは、国際競争が激化する中、科学技術の振興を推進するための重要な役割を担っています。今後の日本の産業界におけるイノベーションの創出に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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epiST Ventures株式会社
- 住所
- 東京都新宿区新宿4-3-17FORECAST新宿SOUTH 5階
- 電話番号
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