東庄小学校がChimeleeを導入してスクールバス管理のDXを実現

東庄小学校がChimeleeを導入し、スクールバス運行管理業務が革新

千葉県香取郡の東庄町立東庄小学校が、VISH株式会社が開発した教育機関向け連絡システム「Chimelee」を導入しました。このシステムは、スクールバス運行管理業務をデジタル化し、業務の効率を飛躍的に向上させることを目的としています。導入後、教職員の業務負担は軽減され、業務は約4倍の効率で進行することが可能になりました。

スクールバス管理の背景

東庄小学校は、2020年に周辺の5つの学校が統廃合して設立された公立小学校で、現在児童数は472名です。同校は広範囲の通学エリアを持ち、9つのコースに31か所の停留所を備えたスクールバスを運行しています。児童の安全が問われる昨今、特に通学路の安全確保は全国的な課題となっているのを受け、同校ではスクールバスの運行管理の強化に注力してきました。

これには特に、全校児童の約75％がバスを利用するため、毎日の乗車管理が教職員にとって大きな負担となっているという現状があります。従来の方法では、乗車名簿の作成に時間がかかり、さらには記入漏れなどの人為的エラーが児童の安全にリスクをもたらしていました。

Chimelee導入の効果

Chimeleeの導入により、日々の業務は大きく変革しました。保護者からの欠席連絡やバス不要連絡は、スマートフォンアプリを通じて受け付けられ、これが自動的にバス名簿に反映されます。この結果、従来のように手作業で名簿を作成する必要がなくなり、業務にかかる時間は約4分の1に短縮されました。

また、職員はバス名簿作成にかかる時間を約4時間からわずか数十分に減らすことができ、関連する人件費も削減されました。加えて、保護者との通信は効率化され、朝の電話対応も3分の1にスリム化されました。

「Chimeleeは非常に直感的で使いやすいデザインで、職員や保護者も運用に困ることがありませんでした。システム化すべき部分と手作業で確認すべき部分との使い分けを意識し、ICTを最大限活用した学校運営をさらに進めていきたいと思っています」と、東庄小学校の木内校長は語ります。

Chimeleeの特徴

Chimeleeは教育機関向けの連絡手段をデジタル化するクラウドサービスとして、メール配信やアンケート機能、遅刻・欠席連絡の受け付け、さらには連絡ノート機能など幅広い機能を備えています。月額9,000円から利用でき、初期投資を抑えた導入が可能です。教育機関における円滑なコミュニケーションを促進し、タイムリーに重要な情報を配信することを目指しています。