肥前のやきもの文具
2019-07-11 10:30:27

佐賀が誇る肥前のやきものと文房具の融合が始動

佐賀が誇る肥前のやきものと文房具の融合が始動



佐賀県は、その文房具購入額が全国でトップという地位を誇りますが、この度、地元の肥前のやきものを活かした新たな文房具ブランド『HIZEN5』のプロジェクトが始動しました。特に注目したいのは、このブランドが佐賀の伝統的なやきもの文化を現代的なスタイルに融合させ、若者に訴求する商品を制作することです。これは、地域のやきものに関する魅力を再発見し、未来のやきもの文化を新しい形で表現する試みでもあります。

プロジェクトの始まり



7月10日、佐賀県庁の地下フロアにて開催されたキックオフミーティングには、「わかものやきものプロジェクト」の関係者や窯元、文房具店の担当者が集まりました。この席では、各地のやきものの特性を活かした文房具の企画について活発な議論が交わされました。参加者の中には、唐津焼の作家である吉永サダムさんもおり、彼は若い女性に向けて唐津焼の魅力をどう魅せるか、その意気込みを語りました。特に文房具の店からの意見を反映させ、従来の固定概念にとらわれないアイテムの製作を目指すとのことです。

文房具の具体的なアイデア



嬉野市では六本松蔦屋書店とのコラボレーションにより、アロマディフューザーやブックエンドなど、デスク周りで使用できる文房具の具体的なアイデアも提案されました。これらのアイテムは、使いやすさとデザイン性を兼ね備え、若者にアピールすることでしょう。

今後、各地域の窯元と文房具の専門家たちが協力し、さらなる議論を重ね、試作品を作成する過程を経て、冬に向けた商品化が予定されています。これによって、やきものを使用した文房具が新たに登場することが期待されます。

地域コミュニティとの連携



プロジェクトには、唐津、伊万里、武雄、嬉野、有田の5つの市町が参加し、地域の特性を活かしながら文房具の開発に取り組んでいます。特に伊万里焼の窯元では、手紙を書く文化を重視したレターセットやガラスペンが企画され、贈り物としての価値も高めています。文房具のプロたちは、伊万里焼の伝統と現代のニーズをどのように融合させるかについて意見を交わしています。

期待される文化の創造



このような活動を通して、若者たちに肥前のやきもの文化が浸透していくことが期待されます。佐賀県や福岡県の女性層を主なターゲットとした商品の数々は、地域の特色を生かした新しい文化の創造につながるでしょう。また、プロジェクト名の『HIZEN5』は、地域のブランドとして若者たちの心を掴むことができるのか、今後の展開に注目です。

商品化に向けた取り組みは、今後も続き、11月29日の「いい文具の日」にお披露目する予定です。待望の作品たちが形になるのを楽しみにしたいですね。さらに、アクセサリー特集も登場し、福岡市中央区のDecorate meでの販売も開始されます。こうした取り組みから、肥前地域のやきもの文化がさらに広がっていくことを願っています。

会社情報

会社名
佐賀県 文化・スポーツ交流局 文化課
住所
佐賀県佐賀市城内1-1-59
電話番号

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