2025年7月16日(水)、東京・有楽町に位置するTokyo Innovation Base(TiB)で、注目のイベント「DeepTech Design Lab」が開催されます。このシンポジウムのテーマは「研究と社会実装の間にある‘共感のギャップ’を埋めるには」。DeepTechは、AIやバイオテクノロジーなどの最先端技術を指し、これを社会に実装するためには、技術そのものだけでなく、そこに込められた価値や意図を市民に伝える力が求められます。
本イベントには、研究者、起業家、投資家など多様な立場の専門家が集まり、研究成果をどのようにビジネスへと昇華させ、社会に届けるかを議論します。特にデザインの視点から技術をどう表現し、ユーザーに理解してもらうかというプロセスを掘り下げることが、このシンポジウムの柱です。
目的と意義
DeepTech Design Labの主な目的は、研究と社会実装の間に存在する「共感のギャップ」を埋めることです。言い換えれば、難解な技術を一般の人々に伝え、その価値を理解してもらうための橋渡しをすることが求められています。 どのようにして技術が生活を変えるのか、そしてそのために必要なデザインの役割は何か、それらを多角的に探る機会となるでしょう。必要なのは、単に技術を開発することではなく、それを実際に使う人々が共感できるようにすることなのです。
開催概要
- - 日時: 2025年7月16日(水)14:00-16:30(開場 13:45〜)
- - 場所: Tokyo Innovation Base (TiB) 1F Stage-2
- - 参加費: 無料
- - 主催: D4V(Design for Ventures)
対象者
本イベントは、以下のような方々にとって有益です:
- - DeepTech分野への投資や支援に興味がある方
- - 大学や研究機関発のスタートアップに関わる方
- - スタートアップ支援者や起業家、PDマネージャー
- - 技術と社会をつなげる方法に興味を持つ方
登壇者
イベントにはさまざまな分野で活躍する専門家が登壇します。
- - Prof. Miles Pennington: 東京大学の教授であり、デザインを通じた価値創出に取り組む。
- - 遠山賢: バイオソノ株式会社の代表取締役であり、技術の社会実装に注力。
- - 太田明日美: D4Vのパートナーで、デザインのハンズオン支援に特化した投資を行っている。
D4Vについて
D4V(Design for Ventures)は、IDEOとの提携により、スタートアップにハンズオン支援を提供する独立系ベンチャーキャピタルです。業界を問わず、社会にインパクトを与える企業に対する投資を中心に活動しています。また、スタートアップのデザイナー向けコミュニティも運営しており、次世代の技術者育成にも力を入れています。
本イベントを通じて、皆さんと深い議論ができることを楽しみにしています。