経営コンサルタントとデザインファームの新たな連携
経営コンサルタント集団「oriri」と、デザインファーム「テイ・デイ・エス」が新しい協業活動を開始しました。このコラボレーションの目的は、企業が直面する新規事業開発の課題に対し、創造的な解決策を提供することです。
協業の背景とコンセプト
「oriri」は設立以来、経営を『らしく、あたらしく』という理念のもとに支援してきました。一方、「テイ・デイ・エス」は1979年から、戦略的デザインとクリエイティブな論理をテーマにコミュニケーション課題の解決に努めています。両社はこれまでの議論を基に、企業経営の新しいコンサルティング・アプローチを模索してきました。
この協業は、単なる技術や知識の統合ではなく、異なる視点や感性を刺激し合いながら、新たな思考プロセスを生み出すことを目的としています。今回、両社が共同開発したサービス『BirthDays』は、この理念を具体化したものです。
新サービス『BirthDays』とは?
『BirthDays』は主に、新規事業開発チームにおける創造性の向上を図る支援サービスです。このサービスは、新しいアイデアを生み出すための「伴走支援」を提供し、以下の3つの視点からアプローチします。
1.
主観の強化:参加者自身が持つ経験や価値観をディスカッションし、自らの内的動機を見つける。
2.
共観の促進:チーム内での理解を深め、協力を生む環境を整える。
3.
客観の整備:外部の視点を取り入れ、データや分析を基にした合理的な判断を行う。
新規事業開発の閉塞状態
現在、多くの企業が新規事業開発において閉塞状態にあるといいます。例えば、定量的なデータ分析に偏りすぎてアイデアが枯渇する、「主体者」がいないために計画が進まない、特定の意見に偏りすぎて他者との意見交換ができない、などの課題が存在します。『BirthDays』では、これらの問題を解決するために、両社の専門知識を融合させたプログラムを提供しています。
具体的なサービス内容
具体的には、以下のようなサービスメニューを用意しています:
- - ワークショップ:チーム内での創造的議論を促進。
- - チームビルディング:メンバー間の信頼関係を構築。
- - グラフィックレコーディング:ビジュアルを通じてアイデアを共有。
- - DXマインドセット:デジタル化に向けた考え方を導入。
- - 集中プロジェクト:短期間で具体的な成果を上げる。
- - コーチング:各メンバーの成長をサポート。
- - プロトタイピング:アイデアを具体化し、フィードバックを得る。
これらのアプローチにより、新規事業開発チームは多様な視点を持ち、創造性を高めることができます。また、これによって生まれる本質的な発見が、力強い事業開発の支えとなるでしょう。
まとめ
『BirthDays』は、両社の知見を最大限に活かし、新規事業開発における創造性の強化を図るための重要なステップです。詳細は公式コンセプトブックからも確認でき、今後の案件においても大いに期待されるサービスとなりそうです。両社の協業が、新しいビジネスの創出に寄与することを楽しみにしています。