藝の工藝展
2025-06-10 14:21:47

工芸の未来を見つめる『藝の工藝展』が伊勢丹新宿店で始まる

『藝の工藝展』が伊勢丹新宿店にて開催



今年も、株式会社マーチングバンドによって企画展『藝の工藝展』が伊勢丹新宿店本館5階にて実施されています。この展示は、昨年のテーマ『工藝は人間にとって必要不可欠なもの』を受け継ぎつつ、キュレーションパートナーとしてデザインハウスのAnyhowを迎え、さらなる深化を図ります。新たな視点で工芸へのアプローチを試みるこの展覧会は、まさに工芸の未来を見据えた試みです。

伝統と新たな視点の交差点


昨年は、工藝家が熟練に向かって修練する姿勢に焦点が当てられましたが、今年は工芸そのものの定義についても再考がなされています。「工芸」という言葉は、長い歴史を経て多様性を帯びてきました。伝統を守る一方で、それによって新たな技術や表現が制限されてしまう危険性もあるのです。そのため、工芸が持つ本質的な価値を再考察し、現代の視点から工芸の可能性を探る重要性が強調されています。

精神的価値とデザイン性


展覧会では、現代の多様化する工芸の解釈に基づき、実用性と美しさを兼ね備えた手工芸品や、ただの「技」ではなく、精神的な価値を持つ「藝術」を再解釈することを目指しています。このイベントでは、10組の作家が選び抜かれ、金属、木、ガラス、漆、陶器など、様々な素材を用いた至高の作品が展示されます。

センターパーク小の魅力


Aki Yamanaka


「植える」をテーマに選ばれた作家Aki Yamanakaは、土佐典具帖紙という和紙を繊維レベルまで解いて再構成し、その魅力を革新的に引き出しています。彼が生み出す“繊維のタブロー”は、これまでの枠を超えた新しい工芸の在り方を示しています。

RÈI


また、京都・京丹後のラグブランドRÈIも注目の存在です。熟練職人がハンドタフテッド製法で織るラグは、特別な一枚で、日常生活に余裕と温もりを添えます。

センターパーク大の作家たち


五月女晴佳


漆を用いたオブジェクトを手がける五月女晴佳は、身体性と内面の艶を表現する作品を展開します。彼女の作品は、見る者に深い感動を与えることは間違いありません。

野田ジャスミン


陶器を制作する野田ジャスミンは、ルーツと多様な価値観が交錯する形態を探求しています。陶の特性を生かした作品は、工芸とアートの新たな境界を提示しています。

魅力的な作品の数々


他にも、鋳金の佐治真理子やガラスの中村真那など、各界で活躍する作家たちが参加しており、それぞれが独自の視点から工芸を再解釈しています。展覧会では、作品の販売も行っており、来場者は自らの目で新しい工芸の魅力を体験できます。

開催情報


『藝の工藝展』の開催は、2025年6月18日から6月24日まで。場所は伊勢丹新宿店本館5階センターパーク/ザ・ステージ#5です。多様な工芸の可能性を再発見するこのイベントに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

デザインハウスAnyhowについて


Anyhowはロンドンと京都を拠点とする国際的なブランドであり、文化や表現の枠を超えたクリエイティブ事業に取り組んでいます。彼らは、デザインの可能性を追求する中で、工芸と藝術の新たな可能性を探求しているのです。


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会社情報

会社名
株式会社マーチングバンド
住所
東京都渋谷区恵比寿南3-10-14
電話番号
03-6262-9005

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