NTT必見！オープンイヤー型イヤホンがICT事業奨励賞を受賞

NTTソノリティ株式会社が、耳を塞がずに周囲の音も楽しむことができる「オープンイヤー型イヤホン」で実績を上げ、最近「ICT事業奨励賞」を受賞した。この受賞は、NTTグループにおける音響ブランド「nwm（ヌーム）」の製品活用が評価された結果だ。このブランドは、生活の変化に合わせて個々の音の世界と周囲を調和させることを目指しており、その中心にあるのがNTT独自の「PSZ技術」（パーソナライズドサウンドゾーン）である。

PSZ技術がもたらす新たなサウンド体験

この技術は、特定の音を耳元に集中させながら、音漏れを最小限に抑えることができる。具体的には、正相の音波に180度反転した逆位相の波形を重ねることで、音が消失するという原理を応用している。これにより、耳を塞がずに周囲の会話や状況を把握しながら、音楽や音声を楽しむことができるという新しい体験が生み出された。このコンセプトは「共存（Co-being）」というひとつの形で表現され、音楽を聴くことと周囲の環境とを融和させる新たな方法を提供している。

オープンイヤー型デバイスの展開

「nwm」はこれまでに、オープンイヤー型の「耳スピーカー」シリーズを3種類発表しており、2024年7月には同ブランドのフラッグシップモデルである「nwm ONE」、11月には「nwm DOTS」と「nwm WIRED」が発売予定である。これらの製品は、音の利用シーンを広げることを目指し、多様なライフスタイルにフィットするようデザインされている。また、グローバル展開も視野に入れ、日本国内外での事業拡大を計画している詳しい内容へと進化している。

ICT事業奨励賞とは

この「ICT事業奨励賞」は一般社団法人電気通信協会が1999年から贈る賞で、技術の普及や発展に顕著に貢献した個人や団体に与えられる。受賞企業は、原則として他機関からは表彰を受けていないことが条件で、NTTソノリティの受賞はその努力が評価された証とも言える。

nwmとNTTソノリティのビジョン

「nwm」は、音の技術を用いて人々の生活をより豊かにすることを目指すブランドである。音による新しい体験を提案し、利用者の生活を変える可能性を秘めた製品を開発している。NTTソノリティ自体は、2021年に設立された会社であり、音響関連の最先端技術を駆使して、様々な音響体験を提供している。これにより、個々のニーズに合った快適な音響空間を作り出すことを目指している。

この受賞を機に、より多くの人々にその製品や技術の良さが伝わり、音楽や音声に関する新たな価値が広がることを期待してやまない。