カムイファーマが資金調達
2022-07-26 16:00:02

旭川医科大学発のカムイファーマが資金調達し医療革新へ前進

カムイファーマ株式会社が新たな一歩を踏み出す



旭川医科大学発のベンチャー企業、カムイファーマ株式会社がこの度、シリーズBラウンドにおいて6.5億円の資金調達を成功させたことを発表しました。この資金は、同社が進めている炎症性腸疾患や膵臓がんの治療薬開発へと向けられます。

出資者からの期待と信頼



会社の代表取締役、尾川直樹氏は出資者の期待に応えるべく、特に筆頭パイプラインであるポリリン酸製剤の早期第1相治験の開始を強く表明しました。この研究は、難治性の潰瘍性大腸炎において良好な成果が示されており、さらなる成果が期待されています。

プロバイオティクス技術の活用



加えて、カムイファーマはCYBERDYNE株式会社との業務提携により、非医薬品事業への展開も視野に入れています。藤谷幹浩教授が開発したプロバイオティクス技術は、難病や健康維持に効果を示すことが多く、その応用範囲の広さが期待されています。

「私たちは約20年間、このプロバイオティクス技術に注目し、研究を行ってきました。今回の資金調達により、より多くの研究成果を社会に実装することができると信じております」と藤谷教授はコメント。この研究から得られる知見は、病気に悩む人々にとって大きな助けとなるでしょう。

CYBERDYNEとのシナジー効果



CYBERDYNE社の山海社長は、カムイファーマとの提携によって、医薬品開発で得たプロバイオティクス技術と同社のサイバニクス技術を融合させ、ヘルスケア分野での新たな事業を展開する意義を強調しました。「メタボやフレイル、健康増進に向けた日常的な取り組みが今後の社会にとって重要です。共に『健康未来社会』の実現に向けて尽力したい」と述べています。

未来に向けたビジョン



さらに、三菱UFJキャピタル株式会社の長谷川上席執行役員は、カムイファーマが持つユニークな製剤に関して強い期待を寄せ、引き続きの支援を表明しました。カムイファーマは、医療の世界を変えるために、プロバイオティクス由来の医薬品を開発することを目指しています。このビジョンは、旭川医科大学の研究室で行われるプロバイオティクスからの薬効物質の探索技術に基づいており、今後のさらなる革新が期待されます。

会社概要



2018年に創業したカムイファーマは、北海道旭川市に本社があり、医薬品開発とヘルスケア事業に取り組んでいます。今後の成長に向けて、ユニークな技術と豊富な経験を活かし、社会的なヘルスケアの課題解決へと邁進しています。公式ウェブサイトもぜひ訪れて、最新情報をチェックしてみてください。

会社情報

会社名
カムイファーマ株式会社
住所
北海道旭川市緑が丘東2条1−1−1旭川医科大学内
電話番号
0166-68-2182

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