長崎県の長崎スタジアムシティで、2024年11月23日と24日の2日間、平和文化をテーマとしたイベント「地球市民フェス」が初めて開催されます。このフェスは、過去に行われていた国際集会「地球市民集会」をリニューアルしたもので、核兵器廃絶地域市民長崎集会実行委員会が主導しています。
このイベントでは、国内外から多くのアーティストが集まり、音楽ライブの他にトークセッションやワークショップ、マルシェなど多彩なプログラムが展開されます。特に、「平和の文化」を楽しむことが目的とされ、来場者が一堂に会して交流することを重視した企画となっています。
入場は無料ですが、事前の申し込みが必要です。また、無料での開催を支援するための有料の「応援チケット」も販売されます。会場となるのは、新たにオープンしたHAPPINESS ARENAで、地域の人たちを中心に多様な来場者を迎えることが期待されています。
ライヴイベントには、23日に加藤登紀子、七尾旅人、Kan Sano(Band Set)、The fin.、24日にはZAZEN BOYS、スチャダラパー、そして二階堂和美などが出演します。タイムテーブルや詳細なプログラムは後日、公式ウェブサイトにて発表される予定です。
このフェスは特に「地球市民」という視点を大切にし、アーティストや社会起業家、活動家、市長や県知事など多様な立場のゲストとともに、未来について語るトークセッションが行われます。地元長崎の店舗を中心に、九州各地から集まる食や物販のブースが出展されるマルシェも見どころの一つです。
さらに、子どもから大人まで楽しめるワークショップや、全世代が参加できるスポーツアクティビティも用意されており、来場者が楽しみながら交流できる空間が提供されます。このように、多彩なコンテンツを通じて、参加者がそれぞれの視点で社会を見つめ直す機会を提供しています。
長崎の被爆者たちは、国籍や立場を超え「地球市民」として核兵器の廃絶を訴えてきましたが、その歴史が今、若い世代へと受け継がれていくことが求められています。今こそ、音楽や料理を楽しみながら、さまざまな人々がつながり、語り合う機会を作りたいと考えています。地球市民フェスは、そんな願いを実現するための大切な舞台となることでしょう。多くの方々の参加を期待しています。
このイベントについての詳しい情報は、公式ウェブサイトやInstagramで随時更新されていますので、ぜひチェックしてみてください。