縄文出土品377点
2026-03-26 17:50:14

飛騨市が国重要文化財に指定した縄文時代の出土品377点

30年ぶりの快挙!飛騨市の縄文時代文化財が国指定



岐阜県飛騨市の宮川町において、島遺跡および塩屋金清神社遺跡から発掘された377点の縄文時代出土品が、文化審議会によって国の重要文化財として指定されることが決まりました。この中には、縄文時代を代表する祈りの道具である「石棒」が284点を占めており、飛騨市では11件目の国指定文化財となります。

「石棒の聖地」としての飛騨市


飛騨市宮川町にあるこれら2つの遺跡は、縄文時代の祭祀に関連する重要な遺物の製作痕跡を保持しており、特に石棒製作の過程を明示しています。出土品は約4,500年前から3,500年前にかけてのもので、材料には地元で採取される溶結凝灰岩(塩屋石)が使用されています。今回の評価では、材料の出処が特定できる点、高度な加工技術を示す一連の資料が揃っていることが評価されました。

国指定文化財の意義


指定された点数は377点で、その内訳は284点が本指定の石棒や工具類、93点が附属品として含まれています。特に、石棒の製作工程は、「剥離」「敲打」「研磨」という3つの段階が全て明らかになっており、その加工技術が高いことが示されています。また、出土した土器類も北陸、信州、関東、西日本系の特徴を持ち、広域の文化交流があったことも証明されています。

飛騨市における文化財の保存と活用


飛騨市の教育委員会は、令和5年度から3ヶ年にわたる調査事業を通じて、石棒の製作過程を解明してきました。これにより、当時の製作方法や文化を学ぶ基準資料としての役割を果たすことが期待されます。石棒の製作がどのように行われたのか、その過程の詳細が露わになることで、縄文時代に関する理解が一層深まります。

しかし、石棒の使用目的は未だに謎に包まれています。今回の文化財指定を通じて、未来の研究に役立つ基礎資料が保存され、いつでも謎に迫れるようになる点は、とても重要です。これにより、研究や解明が進むことを期待されています。

出土品の紹介


本指定された出土品には、多様な土器も含まれ、特に縄文土器においては北陸や信州、関東の影響が見受けられます。これらは、飛騨地域が広域的な文化交流の十字路であったことを示す重要な証拠です。

また、島遺跡では中期の大型石棒が多く出土しており、その製作過程では特に火を用いた工程があったことが示されています。さらに、石製品の多様性や製作に使われた工具類も出土し、製作技術の高さが明確です。

地域と共に守られる文化財


飛騨市でも、石棒を含む縄文遺産を大切にし、地域の人々が積極的に関わる動きが見られます。地域住民が参加する「石棒クラブ」や、地元小学生によるボランティアガイドなど、市民が主体となった保存活動が行われています。さらに、飛騨市はバーチャル空間で文化財にアクセスできる取り組みも進めており、文化財の保護だけでなく、活用に向けた意識も高まっています。

飛騨市長のコメント


飛騨市長の都竹淳也さんは「石棒の国重要文化財へ指定されることは地域の歴史文化事業において大変嬉しい出来事であり、未来へ継承するための取り組みを進めていきたい」と述べました。これに対し、飛騨市教育長の下出尚弘さんも「今回の成果が多くの人に愛されるよう、さらなる保存と活用に努めていく」との考えを示しました。

飛騨市は、古代からの文化財を大切にする素晴らしい取り組みを行っています。今回の国重要文化財の指定は、その業績を後押しする重要な一歩でもあります。今後も、飛騨市の歴史と文化がますます輝きを増していくことを期待しています。


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会社情報

会社名
岐阜県飛騨市
住所
岐阜県飛騨市古川町本町2番22号
電話番号
0577-73-2111

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