名古屋のスタートアップ、スタジオアンビルトが資金調達
愛知県名古屋市に本社を構えるスタジオアンビルト株式会社が、シードラウンドで1.1億円を調達した。この資金は、同社が2018年に発表した新しい住宅設計支援サービス「madree(マドリー)」の開発を加速させるために活用されるという。
madreeとは?
「madree」は、ユーザーが自分の理想の間取りをスマホで簡単にリクエストし、3,000名以上の登録された建築家やデザイナーからオリジナルの間取りが提案される画期的なサービスだ。こうしたプロの意見を手軽に取り入れることで、建て主の95%が抱える「間取りの不満」を解消する手助けをする。
サービスは2018年7月31日に開始されて以来、わずか5ヶ月で会員登録数が1,000名を超えた。加えて、人気のInstagramアカウントも3万フォロワーを突破し、「#間取り」といったタグで検索したユーザーに向けて多くの情報を届けている。
どのように資金を活用するか?
スタジオアンビルトは、今回調達した資金を以下の目的に充てると発表している:
1. 「madree」の継続的な開発
2. 人材の獲得
3. 事業推進
この新たな資金をもとに、ユーザー体験を向上させるための機能強化や、優秀なチームメンバーの採用が期待される。
資金調達の引受社はどこ?
今回のラウンドでは、ニッセイ・キャピタル、静岡キャピタル、OKBキャピタルといった複数の投資会社が引き受けを行った。また、日本政策金融公庫からの資本性ローンも利用されている。
マドリーが提供する価値
「madree」は、従来のハウスメーカーとは異なり、ユーザーとプロの建築家を直接結びつけ、よりクオリティの高い住宅設計を提供することを目指している。展示場に足を運ぶことなく、自宅に居ながらにして複数の間取りを比較できるのは、ユーザーにとって非常に便利だ。
このような新しいアプローチが、日本の住宅市場に革命をもたらす可能性は十分である。
会社概要
なお、スタジオアンビルト株式会社は、2017年に設立され、愛知県名古屋市中区に位置している。代表の森下敬司氏が指揮を取り、注文住宅の間取り作成サービス「madree」や、建築設計のクラウドソーシング「STUDIO UNBUILT」を展開している。今後の成長が非常に楽しみな企業である。
詳しい情報は公式サイト(
madree)をご覧ください。