日本エクセムが新しい運用ビジョンを提供
日本エクセム株式会社は、全く新しいオブザーバビリティプラットフォーム「exemONE」を発表しました。この革新的なシステムは、クラウドおよびオンプレミス環境での運用を統一的に可視化し、単なる「見える化」を超えて「わかる化」を実現することを目的としています。
「exemONE」とは何か?
「exemONE」は、各種サーバー、アプリケーション、Web、データベース、Kubernetes、ネットワークなど多くのレイヤーを統合的に可視化し、それぞれの運用状況を瞬時に把握できるツールです。特に、従来の監視ツールが難しかった「なぜシステムが遅れているのか?」や「どの部分に問題があるのか?」という疑問に、直感的なUIを通じて対処できることが特徴です。
複雑化する運用環境に対応
近年、企業のITインフラは、多様な環境の導入が進み、クラウドとオンプレミスの混在が一般化しています。この複雑な状況では、従来の死活監視や閾値アラートだけでは運用や性能の評価が困難です。日本エクセムは、運用現場での「なぜ?」に答えることで、現代のインフラ運用の本質を捉えるべきだと考えています。そのために「exemONE」では、全体の状況を直感的に把握できるような製品設計がなされています。
強力な機能と特長
統合可視化
「exemONE」は、AWSやAzure、GCPなど各種クラウド環境と、物理・仮想サーバを統合的に可視化します。一つの画面で全ての情報を管理できるため、運用管理者は効率良く業務を進めることができます。
フルスタック監視
サーバー、アプリ、Web、データベース、ネットワーク、Kubernetesといったスラストラームレイヤーを幅広くカバーし、ボトルネックの発見を直感的にサポートします。特に、運用中に発生する問題への迅速な対応が求められる現場では、その利便性が非常に重宝されるでしょう。
直感的なUI
誰でも簡単に利用できるように設計されたユーザーインターフェイスは、専門的な知識が無くても、どこに問題が発生しているのかが一目見て分かります。こうした視覚的な理解を通じて、運用の最適化が実現されます。
高セキュリティ環境への対応
特に金融や製造業、公共機関のような高セキュリティな環境にも対応しており、インターネットアクセスが制限された環境での利用も可能です。安全かつ信頼性の高い運用が求められる現代において、これらに対応することが重要なポイントです。
導入の要件
「exemONE」は、ウェブからのインストールが可能で、クラウドおよびオンプレ環境両方に対応しています。提供形態はソフトウェアインストール型で、2026年にはSaaS型も提供予定です。ライセンスも柔軟に設定されており、対象ノードのCPUコア数に基づいた買い切り型やサブスクリプション型が用意されています。
企業としての役割
日本エクセムは、韓国のEXEM社の日本法人として、データベース関連技術において強力なサービスを展開しています。同社の製品は29ヵ国1,000社以上で導入されており、その信頼性と実績が広く認知されています。
まとめ
「exemONE」は、現代のIT環境のニーズに的確に応える製品であり、運用の可視化をさらに進化させることで、企業の効率性を向上させる鍵となるでしょう。運用の最適化を目指す企業にとって、重要なパートナーとなる可能性を秘めています。