伝統が生み出した至極のスイーツ、金平糖とボンボニエール
日本で唯一の金平糖専門店として知られる株式会社緑寿庵清水が、創業以来173年の歴史を誇る中で特別な商品を発表します。それは、幻の日本酒「十四代」を使用した「超究極の日本酒金平糖」とオリジナルボンボニエールの限定詰め合わせです。この商品は2025年の4月中旬より、京都の本店、祇園店、銀座店にて販売されます。
職人たちの共演が生んだ新たな魅力
金平糖と日本酒、そして歴史ある有田焼のボンボニエールが融合するこのプロジェクトにおいては、三社共通となる「人の五感」と「手しごと」、そして「相手を喜ばせたい気持ち」が大きなテーマとなっています。これを通じて、職人たちが互いの技と想いを繋ぎ、特別なスイーツの開発が行われました。
日本の伝統が形作った特別な贈り物
ボンボニエールは、豪華な装飾が施された陶器の箱に金平糖を詰めたもので、贈り物としての価値が非常に高いアイテムです。日本の文化では、慶事の引き出物としてこのボンボニエールと金平糖が用いられており、歴史的な背景も深くあります。明治時代には、天皇家や宮家でも西洋の文化を取り入れながら日本の伝統を受け継いでいました。
特に、深川製磁という窯元は、歴史の中で宮内省御用達を拝命した実績があり、現在もなお高品質な食器を製造していることから、ミュージアムとも言える存在感を放っています。この深い結びつきとともに、九州にある高木酒造も加わり、蔵元「十四代」の誇る日本酒に基づく新たな金平糖が誕生しました。
金平糖の製造過程
緑寿庵清水の金平糖は、日本酒を使用したものの中でも特に手間がかかります。なぜなら、熱を加えると日本酒の香りが飛んでしまうため、職人たちの熟練の技が試されるからです。約16日間という長いプロセスを経て、味と香りがしっかりと凝縮された金平糖が作り上げられています。口当たりは穏やかで、麹の甘みが感じられ、砂糖の結晶が生み出す深い余韻が特徴です。
日本酒 十四代の特性
山形県で400年以上の歴史を持つ高木酒造が製造する「十四代」は、芳醇で旨口な日本酒として広く知られています。その数々の荣耀は、全国のみならず、世界中の日本酒ファンに待ち望まれています。この日本酒が使用されることで、金平糖にも新たな深みが加わり、他では味わえない新しいスイーツの世界が広がっています。
限定販売の詳細
発売の際、金平糖とオリジナルボンボニエールの詰め合わせは、数量限定で販売されるため、赤絵が29,700円(税込)、群青が27,500円(税込)となっています。予約は店頭または電話、ファックスで可能で、群青は50セット、赤絵は100セットの限りです。これらの特別な商品を手に入れるためには、事前の予約が必須です。
お客様の期待に応えるため、緑寿庵清水は「本物の味・色・形」を追求し続けています。公式インスタグラムでの情報配信も行っておりますので、ぜひチェックしてみてください。
今回のプロジェクトを通じて、金平糖の新たな魅力が多くの人に広がることを願っています。