『子宮に沈める』10周年上映
2023-10-11 11:00:03
社会派映画『子宮に沈める』が10周年記念リバイバル上映!児童虐待問題への警鐘再び
社会派映画『子宮に沈める』10周年記念リバイバル上映
2013年公開、児童虐待という社会問題を鋭くえぐり出した社会派映画『子宮に沈める』が、公開10周年を記念してリバイバル上映されます。新宿K’s cinemaにて11月4日(土)から10日(金)まで上映予定です。
本作は、シングルマザーの孤独と、そこから生まれる悲劇を描いた衝撃的な作品です。経済的困窮、社会からの孤立、そして育児放棄という、現代社会の闇をリアルに映し出しています。主演の伊澤恵美子さんの圧巻の演技と、緒方貴臣監督による静謐で重厚な演出が、観る者の心に深く突き刺さります。
公開から10年が経過した現在も、NetflixやAmazon Prime Videoなどの配信サービスで高い視聴率を記録し、多くの視聴者から支持されています。しかし、映画館でしか味わえない、細部までこだわった美術や演出、登場人物たちの繊細な感情表現は、配信では味わえない特別な体験です。
今回のリバイバル上映は、大スクリーンで改めて本作と向き合う絶好の機会となるでしょう。また、多くの観客と感動を分かち合い、児童虐待問題について共に考える貴重な場となるはずです。
イベント情報
2月には、本作をテーマにしたトークイベントとワークショップが開催され、現役の区議会議員も登壇。「どうしたら子どもと母親を救えたのか?」というテーマで、映画を通じて社会問題を深く掘り下げる、活気ある議論が展開されました。
11月は「児童虐待防止月間」でもあります。この機会に、映画館で『子宮に沈める』を鑑賞し、改めて児童虐待問題について考えてみませんか?
作品概要
帰らない夫との別れを告げられ、幼い子供2人とアパート暮らしを始めたシングルマザーの由希子。長時間労働、資格試験勉強、家事、育児と、彼女は必死に「良き母」であり続けようとします。しかし、学歴・職歴のないシングルマザーの厳しい現実、経済的困窮、社会からの孤立は、彼女を追い詰めていきます。
閉ざされた空間を舞台に、静かに、しかし確実に、悲劇へと進んでいく物語は、多くの観客の心を揺さぶることでしょう。この映画には、問題の解決策は描かれていません。しかし、私たちに「どうすれば、この親子を助けることができたのか?」と問いかけ、社会全体で考えるきっかけを与えてくれます。
キャスト・スタッフ
主演:伊澤恵美子
監督:緒方貴臣
出演:土屋希乃、土屋瑛輝、辰巳蒼生、仁科百華、田中稔彦
関係者コメント
主演の伊澤恵美子さんと緒方貴臣監督に加え、「こうのとりのゆりかご」を運営する慈恵病院の蓮田健院長、オレンジリボンの吉田恒雄理事長からも、本作への熱い想いが込められたコメントが寄せられています。
伊澤恵美子さんは、作品への感謝と、公開から10年経ってもなお多くの反響が寄せられることへの驚きを語っています。緒方監督は、児童虐待防止対策の進展と、その一方で虐待が後を絶たない現状を憂慮しており、この映画を通じて、改めて問題について考えてほしいと訴えています。
蓮田院長と吉田理事長は、児童虐待問題への強い危機感を表明し、子どもと親を守るために、社会全体でできることを模索していく必要性を強調しています。
上映情報
上映期間:2023年11月4日(土)~10日(金)
会場:新宿K’s cinema
時間:連日20:50~
* 詳細は新宿K’s cinemaのHPをご覧ください。
この機会に、映画館で『子宮に沈める』を鑑賞し、児童虐待問題について改めて考えてみませんか?
会社情報
- 会社名
-
KIRINZI inc.
- 住所
- 東京都渋谷区神南1-2-5JINNAN HOUSE 2F
- 電話番号
-
03-6434-9675