株式会社リンクが「Zoho One」を導入
進学相談イベントの運営を行う株式会社リンク(本社:神奈川県横浜市)が、クラウド型ビジネスOS「Zoho One」を導入したことを発表しました。リンクは2009年の設立以来、対面での進学相談を中心に活動してきましたが、コロナウイルスの影響を受け、事前予約制に移行。その後、2020年にはオンラインプラットフォーム「進学相談.com」を開設し、このデジタル化の迅速な対応が結果として会員数の急増につながりました。
デジタル化の影響
会員数は年間1万人のペースで増加し、累計では数万人に達しています。しかし、急増する会員と取引先に伴い、従来の業務運営ではいくつかの課題が浮かび上がりました。それは、メール配信コストの増加、顧客データの管理が複雑化、業務システムの分散による非効率性です。これらの問題を解決するために、45以上のビジネスアプリを統合できる「Zoho One」を導入することを決定しました。
「Zoho One」の導入効果
ここで、「Zoho One」導入による主な成果を紹介します。
1. メール配信コストの削減
「Zoho Campaigns」を使用することで、メール配信コストを約47%削減し、高い開封率50%以上を維持することができました。従業員1人当たり5,000件、合計で4万件の配信先を基本料金内でカバー可能になった結果、コストとエンゲージメントの両方を向上させることに成功しました。
2. データの一元管理
「Zoho CRM」により、複数で管理していた顧客や取引先データを一元化。煩雑だったダイレクトメールの発送やデータ整理が効率化され、現場の作業負担が大きく軽減されました。加えて、「Zoho Books」と「Zoho Analytics」を連携させることで、受注・売上の推移や月次分析がリアルタイムで把握できるようになり、迅速な経営判断が可能になっています。
3. 予約・アンケート業務の統合
「Zoho Bookings」によって、学校説明会の予約管理がオンライン上で一本化され、教職員はシステムでのスムーズな対応が可能になりました。また、「Zoho Survey」を利用することで、来場者の満足度調査やフィードバックの収集も一つのプラットフォームで完結し、業務効率が向上しました。
結論
「Zoho One」の導入は、リンクにとって少人数体制でのデジタル化の好例です。コロナ禍という厳しい環境の中で、デジタルツールを効果的に活用したことで、迅速に成長することができました。今後もこのようなデジタル技術の恩恵を受けながら、進学相談イベントの運営を進めていくことでしょう。詳細は
こちら。