脱炭素化の成功
2022-10-06 10:20:01
香川の企業フクシンが脱炭素化を成功させた取り組み
香川県の株式会社フクシンが脱炭素化を進める
香川県に本社を置く株式会社フクシンが、地球環境に配慮した企業への変革を進めている。2,820本分に相当する二酸化炭素の削減を実現し、脱炭素化の取り組みを具体的に進めている同社の詳細をお伝えする。
サステナブルブランドの立ち上げ
フクシンは、2020年2月にサスティナブルブランド「ecuvo,」を発表し、発売を開始した。これに続き、2020年12月には非化石証書付きの再生可能エネルギー100%の供給を開始し、地域との連携を強化するとともに、自社のエネルギーの持続可能性を高めることに成功。観音寺市の藤田商店との契約により、地元企業との協力体制を確立し、地域社会への貢献も視野に入れている。
自家消費型太陽光発電の導入
2021年6月29日、自社の屋上に自家消費型の太陽光発電システムを設置し、同システムからの電力供給を開始。太陽光パネル220枚を利用して、年間に79,358kWの発電を実現し、その結果として二酸化炭素削減に成功した。これにより、環境負荷を軽減し、外部からの電力供給を約25%削減することができた。また、災害時には地域住民のための電源としても活用できる利点が生まれた。
LED照明への切り替え
さらに、2022年8月31日には、本社社屋内の385本の蛍光灯を全てLED照明に切り替える工事が完了した。この取り組みは、年あたり約2,681kWhの電力削減に寄与し、さらに社内の明るさを数倍に増加させることで、働く環境の改善にもつながった。従業員の生産性向上や士気の向上にも寄与したと考えられている。
今後の目標
フクシンは、これまでの成果を一区切りとして捉えつつ、今後もさらなる脱炭素化を進める目標を掲げている。その一環として、化石燃料由来の原料や副資材の環境負荷の少ないものへの変更を進めていくことを表明。さらに、原料供給先や運輸業者、小売業者と連携し、SDGsの推進を依頼する計画を立てている。これにより、サステナブルなビジネスモデルを確立し、社会全体での環境改善を目指す。
結論
株式会社フクシンは、地球に優しい企業としての挑戦を続け、SDGsの理念に基づく持続可能な経営を進めることを宣言した。香川県内外の企業にとっても、同社の取り組みは参考となり得るものであり、今後の動向に注目が集まる。
会社情報
- 会社名
-
株式会社フクシン
- 住所
- 香川県東かがわ市白鳥78-1
- 電話番号
-
0879-25-2285