ヤマハとCAMPFIREが手を組む新たなクラウドファンディングサービス
2023年11月25日(火)、ヤマハ株式会社と株式会社CAMPFIREは協力して新たなボカロ支援サービス「VOCALOID FAN-ding」の提供を開始します。このサービスは、ボカロに“なりたい”という夢を実現するための資金調達を支援し、クリエイターたちが自身のボカロキャラクターを世に送り出す助けとなることを目指しています。
VOCALOIDとは?
「VOCALOID」とは、ヤマハが2003年に開発した歌声合成技術です。これにより、歌詞とメロディを入力するだけで楽曲のボーカルパートを創り上げることが可能となります。この技術は、多くのクリエイターによって活用されており、自作の楽曲を発表したり、様々なイベントでその成果を披露したりしています。
ボカロの人気は多岐にわたり、特に「ボカロP」と呼ばれる楽曲制作者は、情熱を込めて歌声合成技術を用いて新しい音楽を生み出しています。こうしたクリエイターたちのおかげで、ボカロ文化はますます盛り上がりを見せているのです。
VOCALOID FAN-dingの概要
新サービス「VOCALOID FAN-ding」では、ボーカルのデモソング制作からボイスバンクの開発、さらにはイラスト制作、製品の製造や発送に至るまで、ボカロ化のプロセスを包括的に支援します。これにより、次世代のボカロキャラクターが実現される環境が整います。
このサービスを通して、ボカロになりたいという想いを持つ企業や団体と、その応援をしたいファンたちとの架け橋となることが期待されています。
第一弾の挑戦者たち
「VOCALOID FAN-ding」では、第一弾として『足立レイ』『紡乃世詞音』『あかつきるき』の3キャラクターがボイスバンク化を目指します。
1.
足立レイ:このキャラクターは、実在の等身大ヒューマノイドロボットで、独自の合成音声が特徴的です。彼女は、歌唱用のUTAU音源や、読み上げ用のA.I.VOICEを使用しており、音声技術の先端を行く存在です。
2.
紡乃世詞音:16歳の少女キャラクターで、ライトなトークを行う音声合成キャラクターとして人気を集めています。明るいキャラクター性が、多くのファンに支持されている要因となっています。
3.
あかつきるき:悪魔キャラクターでありながら、いつか天使になりたいという夢を持つ次世代のクリエイターです。YouTubeでの音楽活動に加え、さまざまなクリエイティブな取り組みで注目を集めています。
まとめ
「VOCALOID FAN-ding」は、夢を持つクリエイターとその支援を望むファンを結ぶ新しい橋渡しの役割を果たすでしょう。このプロジェクトによって、ボカロ文化がさらに深まり、更なる広がりを見せることが期待されています。今後の展開に注目です。なお、本サービスの利用にはヤマハとCAMPFIREによる審査がありますので、利用を希望される方は事前に確認することをお勧めします。
詳しい内容は、特設サイト(
VOCALOID FAN-ding)でご確認ください。