Exail社製光干渉ユニットの販売開始
株式会社光響が、このたびExail社製の光干渉ユニット「90° Optical Hybrid ‐COH090」の輸入販売を開始しました。この製品は、宇宙規格製造プロセスに対応しており、TRL9に準拠しているため、業界でも注目されています。
光干渉ユニットの特長
「90° Optical Hybrid」は、光信号とローカルオシレーター(LO)の間で4つの90°位相ステップ干渉を行い、位相および振幅を抽出する光学システムです。温度安定性が高く、完全受動かつ非熱設計により、さまざまな環境下で高いパフォーマンスを発揮します。
製品の主な特長として、以下のポイントが挙げられます。
- - シングルまたはデュアル偏波モデル選択可能:利用シーンに応じたフレキシビリティを提供します。
- - コンパクト設計:可搬性に優れ、小型化が求められる現場でも容易に使用可能です。
- - 位相調整機能オプション:使用波長に最適化できるため、非常に柔軟な運用が可能です。
- - 広い波長帯に対応:可視光から赤外線まで幅広く対応しているため、多様な用途に利用できます。
- - 多様な応用に適合:光通信や量子通信、衛星通信など、様々な分野での利用が期待されています。
高精度な性能
本ユニットの特徴としては、標準で信号およびLOの挿入損失が7〜8.5 dBであること、偏波保持ファイバやシングルモードファイバ構成の選択が可能で、用途に応じた柔軟な構成ができる点が挙げられます。位相精度は±5°以内、スキューは1 ps以下と、非常に高精度な干渉信号の取得に対応しています。
宇宙用途に対応した技術
本製品は、超精密なマイクロ光学アセンブリ技術を用いて製造されており、そのプロセスは宇宙用途で求められる厳格な基準をクリアしています。具体的には、能動光学アライメントから接着・組立工程まで、全てが高いレベルで実施され、宇宙適格化品としての信頼性が確立されています。
さらなる製品購入情報
株式会社光響では、Exail社の製品に加え、300社を超える海外メーカーからの10万点以上のレーザー・光学関連製品も取り扱っています。興味のある方は、ぜひ下記のURLから詳細をご覧ください。
お問い合わせ
製品に関するお問い合わせは以下からできます。
株式会社 光響 グローバルソーシング部
担当:菱田
この新しい光干渉ユニットは、様々な業界での可能性を提供し、技術革新を促進することでしょう。興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。