NIJINアカデミー豊中緑丘校|ARTCAの魅力
不登校の現状は日本社会においてますます深刻化しています。2024年には、日本の不登校の小中学生が34万6482人に達する見込みです。これに対処するため、株式会社NIJINが運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」は、2025年11月4日、アート・芸術を中心に据えた新たなリアル校「豊中緑丘校|ARTCA」を大阪府豊中市に開校します。
不登校オルタナティブスクールとは
NIJINアカデミーは、不登校の子どもたちが安心して学べる場所を提供することを目指しています。これまでオンラインでの学びを提供してきましたが、今回のリアル校開校は、さらに多くの選択肢を提供するものです。2023年9月の開校以来、すでに500名以上の入学者を迎えており、復学を果たした児童生徒も150名以上にのぼります。
教員や自治体と連携しながら、多様な学びを支援する取り組みが進んでいます。特に、メタバースを活用した授業や、リアル教室での直接的なアート教育は、子どもたちに新たな学びの形を提供しています。
豊中緑丘校|ARTCAのユニークな体験
新設される「NIJINアカデミー豊中緑丘校|ARTCA」では、朝10時からの授業がスタートします。生徒たちは、全国に広がる他の教室やメタバースと連携しながら、「ホーム体育」で身体を動かす活動から始め、自由進度による学習やオンライン授業に参加します。
特徴的なのは、豊中緑丘校のアート教育への特化です。絵画や造形、デザインなど、多様な芸術的表現を学ぶことができるクラスが用意されており、心ゆくまで創作活動を楽しむことができます。特に、美術経験豊かな講師がメンターとしてサポートするため、生徒たちは自分のペースでじっくりと作品作りに取り組むことが可能です。
さらに、発達障害や特性を持つ子どもたちにも安心して通える環境が整っています。作業療法士の資格を持つ講師がサポートを行い、一人ひとりの特性に寄り添った教育を提供します。
教室長からのメッセージ
教室長の南なつ氏は、幼少期からアートに魅了され、高校の美術教員としての経験を経て、独自の教育の場を立ち上げました。彼女は、「不登校の子どもたちは、自分らしく生きることを模索している次世代の希望であり、その感性はまさにアートそのもの」と語ります。
アートは人が本来持つ「感じる力」を呼び覚ます力を秘めています。「NIJINアカデミー豊中緑丘校|ARTCA」では、子どもたち一人ひとりが持つ独自の個性を尊重し、自由に表現できる環境を整備しています。
募集要項と今後の展望
「NIJINアカデミー豊中緑丘校|ARTCA」の対象は不登校の小中学生で、毎週火曜日に開講されます。定員は4〜5名(先着順)で、まずは教室での相談会を定期的に実施しています。
全国的に展開されるNIJINアカデミーの理念は、すべての子どもたちに希望を持たせることです。学校に行けなかったことが劣等感を生むのではなく、この新たな学びの場が未来を切り拓く鍵となることを願っています。
今後、「NIJINアカデミー」はさらなる展開を図り、各地に新しい教育の選択肢を提供し続けるでしょう。子どもたちの成長を支える新しいプラットフォームとしての役割を果たすことが期待されます。