新たな太陽光発電所の開発が進む中、三井住友ファイナンスとグリーンエナジーが基本合意契約を締結
この度、三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下「SMFL」)の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズ株式会社(以下「SMFLみらいパートナーズ」)と、株式会社グリーンエナジー・プラス(以下「グリーンエナジー・プラス」)は、2026年3月までに約50カ所のNon-FIT低圧太陽光発電所を開発する基本合意契約を締結しました。この契約により、両社は再生可能エネルギーの需要に応える取り組みを加速させることになります。
Non-FIT低圧太陽光発電所について
Non-FITとは、固定価格買取制度(FIT)に該当しない発電所を指し、今回の契約ではグリーンエナジー・プラスが発電所の開発や施工を担当し、SMFLみらいパートナーズがそれを保有する合同会社を設立して、国内の需要家に再生可能エネルギーを供給する事業が展開されます。これにより、企業が新たな再エネ電源を導入することを可能にし、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されています。
グリーンエナジー・プラスの役割
グリーンエナジー・プラスは不動産事業の豊富な経験を活かし、安定した事業基盤を持ってNon-FIT発電所開発に取り組んできました。年間350件を超える発電所の開発を計画しており、迅速な開発体制を整えることで、土地合意からおよそ10カ月で系統連系が可能です。これにより、安定かつスピーディな再生可能エネルギーの供給を実現します。
SMFLみらいパートナーズの戦略
SMFLみらいパートナーズは、SMFLグループの広範な顧客基盤を最大限に活用し、全国の需要家に対してコーポレートPPA(企業が再エネ発電事業者と直接契約を結び電力を長期間にわたって購入する方法)を提供していく見込みです。需要家からの要請に迅速に応じ、再生可能エネルギーの供給を短期間で実現する体制を整えており、先行して発電所の開発に着手しています。
2030年までの目標
今後、両社は2030年度末までに合計500カ所以上のNon-FIT低圧太陽光発電所の開発・運営を目指し、さらに需要家への電力供給の拡大を図っていく予定です。この合意契約は、両社にとってwin-winの関係を築き、新たなエネルギー供給モデルの確立への第一歩となります。
SMFLグループの取り組み
SMFLグループは、太陽光や風力、バイオマス、水力など多様な再生可能エネルギー事業を展開しており、CO2フリー電力の提供や省エネルギー支援サービスを通じて持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。また、リースを含むファイナンスサービスを提供し、企業の脱炭素取り組みを支援するソリューションを提供しています。
グリーンエナジー・プラスの経営方針
さらに、グリーンエナジー・プラスは中期経営計画「Green300」を策定し、Non-FIT低圧太陽光発電所の開発数を前年対比で大幅に拡大することを掲げています。環境との調和を重視した事業活動を進め、持続可能なエネルギー社会の実現に向けて努力しています。これにより、地域社会とも共生しながら、再生可能エネルギー事業の拡大を目指しています。
この合意契約は、持続可能なエネルギーの未来に向けた重要なステップであり、両社の今後の貢献に期待が寄せられています。