京都大学×Earthshot Prizeが連携!企業内GX人材育成プログラム「Climate Lab X」始動
2025年12月、東京にて新しい企業向けのグリーントランスフォーメーション(GX)人材育成プログラム「Climate Lab X」がスタートしました。本プログラムは、一般社団法人PDIE Groupと京大オリジナル株式会社が共同で展開し、企業が気候変動対策を進めるための実践的なプラットフォームを提供します。
Climate Lab Xの概要
「Climate Lab X」は、脱炭素やネイチャーポジティブな考え方を企業の経営に根付かせるために、人材の育成や新規事業の創出を支援するプログラムです。気候変動や生物多様性の損失が企業の競争力に影響を与える時代において、日本企業が理念から実践へと進むための道筋を示します。
プログラムの特長は以下の通りです:
1.
専門的な講義:京都大学の教員による最新の環境政策や技術に関する講義が行われます。
2.
実践的なケーススタディ:Earthshot Prizeのネットワークに所属する起業家や専門家からのケース共有を受けることができます。
3.
プロジェクトワークショップ:自社の課題に基づいたプロジェクトを策定し、伴走支援を行います。
4.
発表会:最終発表会では、経営層の前でプロジェクトの実施や事業化についての議論が行われます。
プログラムは約3か月、全6回のセッションからなり、対面およびオンラインのハイブリッド形式で提供されます。
なぜ企業には「Climate Lab X」が必要なのか
現代のビジネス環境において、単に規制や開示への対応だけでは競争力を維持することは困難です。脱炭素やネイチャーポジティブは、もはやコストではなく、新たな成長のチャンスとして捉えられています。「社外調達」だけでなく、「社内からの事業創出」が重要であるため、「Climate Lab X」が企業の持続的な成長を支援する要素となるのです。
このプログラムは、企業が直面する厳しい環境課題に対し、「人材」「戦略」「実装」の三つの側面を同時に扱い、持続可能なビジネスモデルを実現するための実践的なアプローチを提供します。
PDIE Groupとは
一般社団法人PDIE Groupは、気候変動や生物多様性といった地球規模の課題に対処するためのイノベーションを促進するグローバルプラットフォームです。企業、大学、スタートアップ、投資家、自治体などをつなぎ、環境領域における事業創出と人材育成を推進しています。また、同法人はEarthshot Prizeの公式ノミネーターとしても活動しており、次世代の環境ソリューションを担うスタートアップの発掘と育成を行っています。
京大オリジナル株式会社とは
京都大学の産学連携を強化し、企業とのネットワーキングを実現するために設立された事業子会社です。コンサルティングや研修サービスを提供し、企業と学術界の架け橋となる役割を果たしています。
プログラムの信頼性
PDIE Groupの代表理事、シュミッツ・クリスチャン氏は、「世界は確実にネットゼロとネイチャーポジティブに向かっています。環境と事業成長を両立できる企業が、これからの競争優位を築くでしょう」とコメントしています。彼は「Climate Lab X」を通じて実際に事業として環境ビジネスを生み出し、変革をもたらす人材を育てていくことを強調しています。
また、京都大学の宇佐美誠教授は、「気候変動のような大きな課題に取り組むには、マインドセット、テクノロジー、政策や制度の理解が重要です」とプログラムの意義を説明しています。
説明会のご案内
「Climate Lab X」の利点を知りたい企業のSDGs、ESGs、気候変動に関わる担当者向けに説明会を開催します。参加費は無料で、詳細な内容をお伝えしますので、是非ご参加ください。
- - 日時: 2026年1月14日(水)13:00-14:30
- - 場所: SHIBUYA QWS (15F) 内 CROSS PARK
- - 申し込み: こちらからお申し込みください
お問い合わせ先
一般社団法人PDIE Group事務局
京大オリジナル株式会社ソリューションデザイン部