不動産クラウドファンディング協会、統合記念式典を実施
2024年12月10日、一般社団法人不動産クラウドファンディング協会(以下「当協会」)は、東京・衆議院第二議員会館で統合記念式典を行いました。このイベントは、今年9月に日本不動産クラウドファンディング協会との統合の達成を祝うものです。
当日は、自由民主党所属の衆議院議員たちが出席し、協会の新たなスタートに対する祝辞を述べられました。特に、衆議院議員で事務局長の宮路拓馬様、川崎ひでと様、神田潤一様、本田太郎様、西野太亮様の存在は、業界の重要性を再確認させるものでした。
また、国土交通省や金融庁、内閣府からも多くの関係者が集まり、業界の未来についての意見が交わされました。特に本田様と古角様のお話は、多くの参加者にとって非常に参考になったことでしょう。
式典の目玉は、早稲田大学の川口有一郎教授による基調講演で、「新しい不動産金融とクラウドファンディング」というテーマで行われました。教授は、クラウドファンディングが不動産業界に与える影響や新たな課題について深く掘り下げました。
約60名の参加者の中には、業界関係者や協会の会員も多く含まれ、意見交換やネットワーキングが活発に行われたことが印象的です。これにより、協会内での交流が深まり、より一層の連携が期待されます。
統合の目的と新たな取り組み
この統合は、不動産クラウドファンディングに関する知見とノウハウを集結し、より強固な基盤を築くための重要なステップと位置づけられています。今後は以下の取り組みを推進していく方針です。
1. 政府機関との協力
不動産クラウドファンディング振興議員連盟との連携を通じて、投資家保護ガイドラインの策定を目指します。また、業界内での意見調整や要望を集約し、各省庁との橋渡しを行っていくことで、業界の健全な成長を支援していきます。
2. 情報発信
定期的な会合によって、業界の動向や最新情報を提供し、不動産クラウドファンディングに関する理解を深めるための活動を行います。これにより、業界内外の関心を高めていくことが目標です。
3. 各種啓発活動
ウェビナーやセミナーを通じて、新規事業者に対するガイドラインの策定を実施し、業界の水準向上に寄与します。また、投資家向けの講座を提供し、不動産クラウドファンディングの機会を広げることを目指します。
終わりに
一般社団法人不動産クラウドファンディング協会は、今後も業界の発展に向けた挑戦を続けていきます。今回の統合によって、新たなステージに向かう業界の未来に期待が寄せられます。