串本町で新たな地域活性化プロジェクト「串本がちゃ」始動
和歌山県の串本町で、串本古座高等学校の生徒たちが中心となって新しいカプセルトイ「串本がちゃ」を開発するプロジェクトが始まりました。このプロジェクトは、オーエス株式会社が中心となり、地元企業や自治体と協力しながら進められています。プロジェクトの目的は、地域資源を活用しながら、持続可能なまちづくりを実現することです。
地域の魅力を伝えるカプセルトイ
「串本がちゃ」は、「次世代へつなぐ、未来に向けたまちづくり」を理念に掲げ、学生たちが主体となって地域の特産品や観光名所をモチーフにしたカプセルトイを企画・制作します。生徒たちは授業の一環として、地域の文化や観光資源を学びながら、製品開発から販売に関わる一連のプロセスを体験します。
このプロジェクトには、2年生の有志6名が参加し、地元企業や自治体と連携した産学官連携のモデルが採用されています。生徒たちは、地域に貢献することに喜びを感じながら、学びを深めることができる貴重な機会を得ています。プロジェクトの完成予定は2025年の春頃で、販売は串本町内で行われる予定です。
知識とスキルを身につける教育プログラム
串本古座高校では、「地域に根ざし、未来を創造する」を教育の理念とし、地域社会との連携を強化した教育プログラムを展開しています。特に「宇宙探求コース」や「CGS部」など、地域の資源を活かした学びを提供しています。生徒たちは、地域の課題に取り組む中で、実践的な知識とスキルを習得し、SDGsや環境問題にも関心を持ち、持続可能な社会の実現に向けた人材として成長しています。
オーエスの地域貢献への思い
オーエス株式会社は、2020年から白浜町においてリゾートサテライトオフィスビル「ANCHOR」を運営し、地元の企業や住民との交流イベントを行うなど、地域との関係構築に努めてきました。2024年には白浜町との包括連携協定を締結し、地域活性化を目指す事業を推進しています。
この「串本がちゃ」プロジェクトも、オーエスが未踏の地域資源を活かす一環として進められており、串本町の地域事業者と連携を図りながら、さらなる地域活性化に寄与していく方針です。
まとめ
「串本がちゃ」プロジェクトは、若い世代が地域の魅力を再発見し、それを次世代へつなげていく貴重な試みです。地域資源を最大限に活かしたカプセルトイの制作を通じて、学生たちが地域貢献を実践し、学びを深めるこのプロジェクトが、将来的に持続可能なまちづくりに寄与することが期待されています。