HEROZ株式会社(本社:東京都港区)が学校法人片柳学園日本工学院八王子専門学校と産学連携協定を締結しました。この協定の目的は、教育現場における人工知能(AI)の活用を推進し、将来AI産業を支える人材を育成することにあります。
本協定の目的と概要
この協定により、日本工学院の学生にはAI技術に関する知識や実務経験が提供されます。具体的には、HEROZが授業や特別講義に講師を派遣し、また学生活動への協力として現場見学やインターンシップを実施します。また、日本工学院ではマーケティング活動における調査やテストマーケティングへの支援も行う予定です。教育現場における共同研究や実証実験も計画されており、産業界と教育界の橋渡しが期待されます。
本協定の背景
昨今、次世代を担う「AIネイティブ世代」が登場し、今後の社会において人々の価値観が大きく変化することが予測されています。この世代が最初に触れるのが企業ではなく教育機関であるため、教育現場におけるAIの活用はますます重要になってきます。そこで、HEROZと日本工学院は協力することにより、長期的な視点から人材育成を進めることが不可欠だと考えています。
具体的な取り組み
HEROZは、日本工学院との取り組みの第一歩として「Vision Craft」という教育革新プロジェクトに技術支援を行なっています。このプロジェクトは学生が自らプロダクト開発に挑戦するもので、ゲームクリエイターの小山順一朗氏が指導を行っています。HEROZは、日本工学院が開発中の光鍼灸器「ヒカリノハリ」のためのAIアバターを提供し、10月に行われた「CEATEC 2024」、11月の「AI・人工知能EXPO」でも展示されています。この他にもAIクレーン機の共同開発など、プロジェクトは多岐にわたります。
小山順一朗氏のコメント
小山氏は、「学生が実践的に学び、社会に貢献する作品を創出することが目標」と語り、HEROZの先進技術と学生の創造性が融合することで新たな価値を生み出すことに期待を寄せています。この連携が学生一人一人の成長を促し、未来のリーダーとなることを願っています。
HEROZの企業概要
HEROZは、AIを活用したサービスを開発する企業で、独自のAI技術を駆使して多様な産業に革命を起こすことを目指しています。将棋AIの研究開発を起点に、ビジネスにおけるAI活用を進めています。
今後もHEROZと日本工学院の連携によるAI教育の広がりが期待されます。次世代のAI人材育成に向けて、双方の取り組みが社会に貢献することを心から願っています。