川口精機、持続可能な社会を目指してタイフェックス2025に出展

川口精機株式会社が、2025年3月5日から7日まで開催される「タイフェックス – ホレック・アジア2025」に出展します。この展示会では、同社の自社製品による効率的な廃棄食品処理とコスト削減の実績を披露し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みをアピールします。

環境問題への積極的な取り組み

川口精機が展開するスクリュープレス脱水機は、廃棄食品から水分を効率的に絞り取り、リサイクル可能な飼料として再利用することができる技術です。この取り組みは、環境保護とSDGs（持続可能な開発目標）の推進に寄与しています。

特に、2024年1月の統計によれば、タイでは食品廃棄物が970万トンと、住民一人あたり146キロもの量が発生しています。これは日本の約4倍にあたります。こうした中、川口精機は自社製品の導入を通じて、タイの環境汚染の改善にも寄与することを目指しています。

タイの市場とニーズ

タイは現在、全産業を対象としたリサイクル法があるものの、食品に特化した法律は整備されていません。しかし、川口精機のスクリュープレス脱水機の必要性は高まっており、別に設立されたタイ駐在事務所が2025年2月より本格的に稼働を始めます。これにより、タイ国内でのビジネス機会が増加し、持続可能な開発への道が開かれるでしょう。

環境の未来に向けて

タイに限らず、東南アジア諸国では食品廃棄物による環境問題が深刻です。家庭や工場から出る廃棄物を無視することはできず、その影響として二酸化炭素やメタンガスの排出が問題視されています。川口精機は、これらの環境問題に対し、安価で効率的なアプローチを可能にする製品を提供し、社会全体の環境意識を高める働きをしています。

経済効果と持続可能性

川口精機のスクリュープレス脱水機は、70%以上の脱水能力を誇り、それにより廃棄物の長期保管が可能です。さらに、製品がリサイクルされることで、循環型経済の実現に繋がり、持続可能な社会の形成に寄与します。川口精機は、『当局申請から販路の確立まで』の全てをサポートし、企業の成長を支えます。

企業情報

川口精機株式会社は、昭和24年に設立された金属加工企業で、長年の経験と技術力を有しています。代表取締役の大澤宏典氏は、企業の3代目として、環境問題に真摯に取り組んでいます。また、同社の製品は日本国内に限らず、韓国、タイ、マレーシア、シンガポールなどの海外市場にも展開されており、国際的な活動を積極的に進めています。

川口精機は、持続可能な社会を実現するために、環境保護と経済の両立を図る企業としての責任を果たし、世界に向けて地球環境の未来を切り拓く努力を続けています。