埼玉県のNPO活動促進助成事業について
埼玉県では、地域のNPO活動を支援する助成事業が実施されています。この度、特定非営利活動法人リバリューライフがその助成事業に再度採択されました。昨年度に引き続き、今年度も応募し、社会貢献に向けた具体的な施策を展開していくことが決まりました。
「声をつなぎ、未来を広げる」目標
今回のプロジェクトは「声をつなぎ、未来を広げる」をテーマに、さまざまな側面から地域社会への貢献を目指しています。助成金を活用して実施される5つの主要な取り組みが予定されています。それぞれの取り組みは、多様な経験を持つ人々の交流や理解を促進するものであり、社会の改善に寄与することを狙いとしています。
1. つながる声:多様な対話の場
「つながる声」では、多様な背景を持つ人々が交流し、経験を共有する対話の場を設けます。全4回に渡って開催され、参加者はお互いの声を聞き合い、価値観やストーリーを分かち合うことを通じて、新たな気づきを得るでしょう。これは「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングのように、さまざまな人生のストーリーが交差する印象的なイベントとなる予定です。
2. ひろがる未来:未来を展望する特別交流会
「つながる声」に登壇した方々が集まり、1回限りの特別な交流イベントを行います。それぞれの経験とストーリーを同時に聞くことで、異なる視点が交差し、新たな未来の可能性を探ることが期待されます。
3. リカバリーストーリーの発信
この取り組みでは、不登校や引きこもりなどの「リカバリーストーリー」をYouTubeコンテンツとして展開します。昨年度の成果に基づき、多様な回復の物語を広く一般に届けることで、視聴者にインスピレーションや希望を与え続けます。
4. オープンダイアローグ実践勉強会
全9回予定されている「オープンダイアローグ実践勉強会」は、対話の基本姿勢を学ぶための場です。これまでの取り組みを継続し、実践を通して対話的なアプローチを志向します。参加者は学びを深め、地域社会での対話の質を向上させるスキルを身に着けることができます。
5. 専門研修会の開催
2月には、オープンダイアローグの権威である森川すいめい氏をお招きし、支援者向けの専門研修会を実施します。これにより、対話を通じたより良い支援の実現を目指し、実践的な知識とスキルの向上を図ります。昨年度の研修会の成功に続き、さらなる充実した内容が期待されています。
社会背景と目指す方向性
このNPO活動において、昨年度は「対等・水平な関係での対話」を重視し、実際に取り組んできました。しかし、地域社会にはまだ十分な対話の機会がないことを実感しています。この課題を解決するためには、「オープンダイアローグ」が求める平等な関係を築くことが不可欠です。私たちは、その実現に向けて邁進し、多様な声が交わる場を創出し続けます。地域全体で状況を改善し、異なる立場の架け橋となることを目指します。
詳細な情報は、今後公式ホームページ等で共有予定ですので、興味のある方はぜひご参加をお待ちしています。