フィリピンMICE商談会2025が東京と大阪で開催
フィリピン観光局が主催する「フィリピンMICE商談会2025」が、2025年8月に東京と大阪で実施されることが決まりました。このイベントは、フィリピンのMICE(会議、インセンティブ旅行、国際会議、展示会)分野の最新情報を日本に紹介し、フィリピンがアジアにおけるビジネスイベント開催の中心地であることを強調します。
日本市場へのアプローチ
東京では14社のフィリピン企業が参加し、20名の代表者が来日しました。一方、大阪会場には16社・21名の代表者が揃い、日本の旅行業界や企業イベント関係者との個別商談セッションが行われました。こうした企画は、フィリピンと日本の強固なパートナーシップを再確認し、今後の協力関係を一層深めることを目的としています。
開会式とプレゼンテーション
イベントの冒頭、フィリピン観光省の観光アタッシェ、ニール・バレステロス氏(東京会場)、およびジェローム・ディアズ氏(大阪会場)が挨拶を行い、フィリピンのビジネス環境についてのプレゼンテーションが続きました。特に、2026年のASEANサミットに向けたフィリピンの準備や現在のMICE市場の急成長が指摘されました。
ホテル業界の拡大
講演者は、「今後、全国で約15,000室の新しいホテル客室が追加され、主要なコンベンションセンターも拡張工事が進んでいます。これにより、10万平方メートル以上の展示スペースが増え、大規模な国際イベントの開催能力が一層強化されます」と述べました。このようなインフラの整備が進む中、フィリピンは国際的なビジネスイベントの開催地としての地位を確立することでしょう。
フィリピンのホスピタリティ
フィリピンのMICEにおいて一際目を引くのは、そのホスピタリティの高さです。フィリピンは「We Take Your Business to Heart(私たちはお客様のビジネスを大切にします)」というモットーを掲げ、質の高いサポートを提供しています。この一環として、MICE Plusプログラムが発表されました。これは、参加者の体験を向上させるための政府による様々なインセンティブと支援策を提供するものです。
フィリピンのMICEの魅力
フィリピンは7,600を超える島々から成り立ち、豊かな自然と文化を背景にMICEイベントの開催に最適な環境を整えています。英語が公用語であるため、国内外の参加者とのコミュニケーションもスムーズです。また、m日本の主要都市からの直行便が運航されており、時差もわずか1時間と、アクセスの良さもフィリピンの大きな魅力です。
フィリピン観光局(TPB)の役割
フィリピン観光局は、フィリピン観光省のマーケティングおよびプロモーション部門として、国際市場における観光資源のプロモーションを行っています。持続可能な観光を重視し、地域社会との連携を強化しながら、フィリピンを世界的な観光地として位置付ける戦略的なキャンペーンを展開しています。詳細な情報はTPBの公式ウェブサイトで確認できます。
まとめ
フィリピンのMICE商談会は、両国間の交流を深める絶好の機会となることでしょう。フィリピンの多様で魅力的な観光資源を通じて、多くのビジネスチャンスが創出されることが期待されます。イベントへの参加を検討している方々は、ぜひその可能性を実感していただきたいと思います。