NYC株式会社が坂本製作所に投資を実行、成長支援へ向けた新たな一歩

NYC株式会社、坂本製作所への戦略的投資

2024年8月9日、東京に本社を置くNYC株式会社が大阪の坂本製作所の全株式を取得したことが発表されました。この投資は、NYCにとって8社目の投資先となり、金属精密加工業界における企業の成長を支える新たな取り組みです。

NYC株式会社について

NYC株式会社は、優れた技術やビジネスモデルを持つ中小企業に対し、自己資金を用いて自由度の高い投資を行っています。従来のファンドとは異なり、投資家の意向に左右されることなく、企業の意向を反映させた支援計画を提案することが特徴です。これにより、経営の継続性や発展を促進するための支援を行っています。

坂本製作所の概要

坂本製作所は1989年に設立され、金属の精密切削加工を専門としています。特に半導体業界において、その高品質な技術が高く評価されており、多くの信頼を得ています。また、医療機器や航空部品など、様々な分野での技術力を有しており、長年の経験と強固な取引先との関係がその基盤となっています。経営者の坂本武志氏は、企業のさらなる発展を目指し、次期経営体制の構築が必要であると判断しNYCとの提携を決意しました。

投資の意義と今後の展望

NYCは坂本製作所の企業価値向上に向けて、経営体制の強化や新しいビジネスモデルの創出をサポートする方針です。これにより坂本製作所が今後も成長を続け、金属加工業界での地位を維持していくための支援を担うことになります。NYCがこのような中小企業に手を差し伸べることで、業界全体の活性化につながる可能性も秘めています。