アースデイ東京2025におけるゾウを守る活動
2025年4月19日(土)と20日(日)の2日間、東京の代々木公園にて開催される「アースデイ東京2025」に、特筆すべきコラボ・ブースが出展されます。このブースは、トラ・ゾウ保護基金と「アフリカゾウの涙」によって協力し、野生生物保全の重要性を広めることを目的としたものです。ブースでは、現状のアフリカゾウに関する情報や、象牙問題についてのクイズを通じて参加者と一緒に考える機会を提供します。
ブースの概要
アースデイ東京2025のブースでは、「なぜ日本で象牙の売買を禁止しなければならないのか?」というテーマに基づいたクイズに加え、国内象牙市場の閉鎖に向けた請願署名の受付も行います。参加者は、簡単なクイズに挑戦しながら象牙問題の背景を学び、その上で署名活動に参加することができます。
また、アフリカのゾウの現状を知ることができる展示や、関連グッズを販売するコーナーも設けられ、訪れた人々に知識の深まりを促すことでしょう。このブースへの来場は、象を守るための活動を支援する良い機会です。
象牙問題の重要性
アフリカにはサバンナゾウ(サバンナに生息する)とマルミミゾウ(森林に生息する)の2つの主要な種が存在します。しかし、近年これらのゾウの数は急激に減少しており、特にサバンナゾウは1964年から2016年の間に70%、マルミミゾウは90%も減少しています。これらの減少の大きな原因は、象牙目的の密猟です。
1990年には世界的な象牙取引が禁止されましたが、依然として密猟は後を絶たず、象牙が武装勢力の資金源となっている現状は、国際的な問題となっています。2016年には日本国内での象牙取引を禁止する勧告が採択されました。しかし、現在でも日本は世界で37%の象牙在庫を抱え、他国が象牙の販売を禁じる中、日本は未だにその販売を認めています。これは、国際的な象の保護活動に逆行するものと言わざるを得ません。
請願活動の重要性
アースデイのブースでは、認定NPO法人であるトラ・ゾウ保護基金、野生生物保全論研究会、そしてアフリカゾウの涙の協力のもと、国内の象牙市場閉鎖を求める署名活動を行っています。2026年に改正予定の「種の保存法」において、象牙の国内取引が禁止されれば、日本も国際的な取り組みに参加することができます。
請願活動に参加することで、私たちの声を国会に届けることができ、アフリカのゾウと共に生きる未来に貢献する一歩となります。
参加方法
ぜひ、アースデイ東京2025にお越しいただき、ブースに立ち寄ってみてください。貴方の参加が、象を守るための活動への大きな支援となります。質問や詳細については、トラ・ゾウ保護基金へお問い合わせすることも可能です。気軽に足を運び、象保護のための活動について考える良い機会としましょう。
【お問い合わせ先】
- - トラ・ゾウ保護基金
- - TEL: 03–3595–8088
- - Email: [email protected]
- - 当日連絡先: 070-4342-5697(野生生物保全論研究会)
象を守るためのこの特別なイベントで、新しい知識と気づきを得て、行動に移していきましょう。