アストンマーティンとジラール・ペルゴの新たなコラボ
2025年2月19日、スイスのラ・ショー・ド・フォンにて、ジラール・ペルゴとアストンマーティンが新作「ロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディション」を発表しました。このタイムピースは、両社の独自の専門性を融合した成果であり、188本という限定版でリリースされます。
この最新モデルは、アストンマーティンのアイコニックなグリーンにインスパイアされ、この色合いをダイヤルに取り入れている点が特徴です。この色合いを実現するためには、14の工程を経て施された自動車用塗料が使用されています。この手間のかかるプロセスを経たダイヤルは、美しい虹色の輝きを放ち、視覚に訴えることでオーナーの心を掴む設計です。また、アストンマーティンのブランドとレースの伝統に敬意を払いながら、ジラール・ペルゴの職人技が光る一品に仕上がっています。
アストンマーティンとの関係は、1922年まで遡ります。当時、ドライバーたちは自国の色をまとってレースに挑んでおり、アストンマーティンは「ブリティッシュ・レーシンググリーン」という色で象徴されることになりました。この伝統は現在も引き継がれ、アストンマーティンが用意する多彩なグリーン系カラーの中でも、特にこのモデルは際立った存在感を持っています。
さらに、ロレアートの新作はアストンマーティン独自の先進素材も採用しています。具体的には、アストンマーティンのハイパーカーであるValkyrieにも使用されているグレード5チタンを通常の時計製造の概念を超えて使用しており、耐久性と美しさの両立が図られています。また、ケースやブレスレットにはサテン仕上げとポリッシュ仕上げのコントラストが施され、ラグジュアリー感をさらに引き立てています。
ジラール・ペルゴのCEO、パトリック・プルニエ氏は、「アストンマーティンとのコラボレーションの核は、両社の知恵を融合させることにあります。今回のタイムピースには、自動車用塗料を使用しており、工法の複雑さを引き受けることに誇りを持っています。この結果が実現したことで、両社の職人技が光る作品が完成しました」と述べています。
また、アストンマーティンのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、マレク・ライヒマン氏も「私たちの仕事は常に最高傑作を創造することです。アストンマーティンは単なるクルマではなく、情熱を表現する手段でもあります。この理解は、時計においても同様です」とコメントしています。
このように、アストンマーティンとジラール・ペルゴのコラボレーションはそれぞれのブランドの哲学が色濃く反映されており、両社の成熟した技術とクリエイティビティが融合した結果、誕生した一品です。
「ロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディション」は、世界中のジラール・ペルゴ正規販売店で限定発売中です。あなたもこの貴重なタイムピースで、アストンマーティンのエッセンスを感じてみてはいかがでしょうか。