AIを活用した新しい面談サービスの導入
製造業務の人材派遣やアウトソーシングを行うパーソルファクトリーパートナーズ株式会社が、2026年7月21日より「AI設問付き面談」を試験導入した。この新しいシステムは、主に夜間に求職活動を行う方々のニーズに応えるものとして設計されている。製造業では交替勤務制が一般的であり、求職者が夜間に仕事探しを行うケースが多い。実際、パーソルファクトリーパートナーズにおいても、夜の時間帯にスタッフ登録を希望する応募者が全体の約20%を占めている。
導入の背景
求職者の多くが、夜間に登録を行いたいと考えながらも、従来の方法ではすぐに応募の機会を得られない状況に直面していた。今回の「AI設問付き面談」は、この課題を解決するためのもの。応募者は担当者とのオンライン面談を翌営業日の朝9時以降に選ぶこともできれば、AIとの対話形式で即時に面談を行うことも可能だ。これにより、急ぎの登録や応募が必要な人にとって理想的な環境が提供されることになる。
AI設問付き面談の仕組み
この新しい面談機能は、株式会社マルジュが提供する「ITSUMEN(イツメン)」というAI面接ツールを活用している。まず、求職者は必要な基本情報を入力し、その後アバターが「職歴」「志望理由」「希望条件」「配慮事項」に関する一連の質問を開始する。AIは回答に応じて追加の質問を投げかけ、全てのやり取りは文字起こしされるため、求職者は自分の言葉で内容を確認し修正することができる。この仕組みにより、求職者は自分の経験や希望をより正確に伝えることが可能だ。
特徴とメリット
1.
夜間でも面談が可能: 従来、夜間にスタッフ登録の面談を行えない企業が多い中、パーソルファクトリーパートナーズは夜20時から翌朝9時までAIによる一次面談に対応することを決定した。
2.
交替勤務者のニーズに応える: 夜勤やシフト勤務がある求職者にとって、このシステムは大いに活用できる。忙しい日中に時間が取れない求職者でも、自分のライフスタイルに合わせて面談を進められる。
3.
面談形式の選択: 求職者は、AI設問付き面談と担当者によるオンライン面談を選べることも大きな利点。自分の希望に合った形で面談ができるため、ストレスを軽減できる。
4.
自己表現のサポート: 求職者は、質問に対する回答を確認・修正できるため、自分が伝えたい内容をより整理して伝えられるようになる。
見据える未来
今後、パーソルファクトリーパートナーズではこの新しい取り組みを2027年3月末まで試行し、その成果を検証していく方針だ。夜間の求職活動の利便性を向上させることが目的であり、求人機会の損失を減らすことで、製造業界を支えるフロントラインワーカーのための支援をさらに強化していく。将来的には、休日や平日昼間でもこのサービスを拡充させていくつもりだ。
まとめ
パーソルファクトリーパートナーズが導入した「AI設問付き面談」は、求職活動の新たな形を提供するものとして期待されている。テクノロジーと人の力を融合させ、多様な働き方を支えるサービスを展開する姿勢が見て取れる。私たちの生活様式が変わりつつある中、こうした取り組みがどれほど多くの人々にプラスの影響を与えるのか、今後の展開に注目したい。