株式会社かんざしが「DX貢献賞」を受賞
2024年11月20日、株式会社かんざしが提供するAI搭載の「くちこみクラウド」が、一般社団法人日本クラウド産業協会が主催する「第18回 ASPICクラウドアワード2024」において、社会業界特化系ASP・SaaS部門の「DX貢献賞」を受賞した。この受賞は、宿泊業界や観光業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性を示すものであり、かんざしのビジョン「Make Sustainable Nippon」に基づいて、地方産業や自治体に貢献する姿勢が評価された結果である。
受賞背景と「くちこみクラウド」の概要
「くちこみクラウド」は、宿泊予約サイトに寄せられるお客様の声、すなわち「くちこみ」を一元管理できるツールである。このサービスは、これまで各宿泊施設が抱えていた「くちこみ」に対する返信業務の負担を軽減し、時間のかかる返信文の作成や対応漏れといった問題を解消することが目的だ。
具体的には、AI技術を活用し、感情分析による内容の類推や自動作文による返信提案が行われる。これにより、ユーザーは仕事の効率を大幅に向上させることが可能となっている。機能としては、一括返信や分析、レポート作成など、多岐にわたるサポートを提供する。
ASPICクラウドアワードについて
「ASPICクラウドアワード」は、毎年日本国内での優れたクラウドサービスを評価し、表彰するイベントであり、総務省の後援を受けて行われている。これまでかんざしは、2021年から各部門で幾度か受賞歴があり、その実力を証明してきた。2024年の受賞は、特に社会業界に特化したサービスが高く評価される機会となり、かんざしの成果を広く認知されるきっかけとなった。
これからの展望
今後、株式会社かんざしは、宿泊業界だけでなく、幅広い業種において顧客の要望に寄り添ったサービスの開発を進めていくことが明言されている。「くちこみクラウド」に代表されるテクノロジーの進化は、さらなるDX推進の一環として、業界全体を活性化させる可能性を秘めている。
株式会社かんざしは、東京都千代田区に本社を構え、2016年に設立された。代表取締役社長は秋山匡秀氏であり、同社は現在、HRテックや観光テックといった様々な事業を展開している。同社の公式サイトには、受賞したサービスに加え、その他のサービスについても詳細が掲載されている。これからも、顧客と共に課題解決を目指す姿勢は変わらず、多くの期待が寄せられている。
これらの取り組みにより、かんざしは今後も業界のリーダーとしての地位を固めていくことが予想されている。新たな未来へ向けて、彼らの挑戦が続くのだ。