最先端映画制作の技術を学ぶ「Cinematic Quantum」マスタークラス開始

Cinematic Quantumマスタークラスの概要

日本映画撮影監督協会（JSC）が、文化庁や独立行政法人日本芸術文化振興会と共に、映画制作の人材育成プログラム「Cinematic Quantum: The Innovative Eye of a Cinematographer」を立ち上げました。第一期となるこのマスタークラスは、2026年1月に実施され、映画撮影に携わる方々に向けた貴重な学びの場を提供します。

マスタークラスの目的

本プログラムは、業界の人材を広く育成する「Go Wide 戦略」の延長線上にある「ディープ戦略型教育」として設計されています。参加者は、映画制作に必要な専門的なスキルを深め、国際的なネットワークを広げることが期待されます。

カリキュラム内容

このマスタークラスは、以下の要素から成り立っています:

- ネットワーキングセッション: 参加者同士の交流を促進し、業界内でのつながりを強化します。
- 講義・技術ワークショップ: 国内外で名の知れた撮影監督による実践的な学びを提供します。特に、オーレン・ソファー氏を講師として迎え、その経験を直接吸収することができます。
- 映像による感情表現: 映画制作における感情の伝え方や視覚的表現を学びます。

終了後の展開

マスタークラスの修了生は「マスターズ・クラブ」に登録され、引き続き支援を受けることができます。このクラブへの参加により、メンバー同士のネットワークが強化され、さらに後輩の指導に適した役割を果たすこともできます。

体験できる内容

オーレン・ソファー氏による4日間のワークショップでは、先進的な撮影技術や映像制作のビジュアルデザインについての実践が行われます。このプログラムはJSC会員だけでなく、協会に未加入の撮影監督や照明技師も参加可能です。

開催詳細

- 東京セミナー: 2026年1月25日（日）9:00～17:00、ソニーグループ本社にて
- 京都セミナー: 2026年1月27日（火）〜1月29日（木）、東映・京都撮影所にて

参加希望者は、各セミナーの定員や参加費を確認のうえ、応募フォームより申し込みが求められます。

応募方法

応募は2026年12月20日（土）まで受け付け、結果は12月26日（金）までに通知されます。参加資格はナラティブ表現に興味がある方、作品公開経験者、海外進出に意欲的な方、自己研鑽や後進指導に携わる意思がある方に限ります。

マスターズ・クラブについて

「マスターズ・クラブ」は、海外の撮影監督や映画祭関係者との交流を行うコミュニティであり、会員には海外研修の支援や最新技術の情報共有が提供されます。業界の課題を共有し、次世代教育や改善策を導くための重要な組織です。

JSCは今後も国際的な舞台で活躍できる映画撮影者を育成し、日本の映像文化の発展に寄与していく方針です。