楽天グループとみずほFGが業務提携、決済サービスで新たなビジネスモデルを創造

楽天とみずほ、決済サービスで強力タッグ！新たなビジネスモデルを創造

楽天グループ株式会社（以下「楽天G」）とみずほフィナンシャルグループ株式会社（以下「みずほFG」）は、決済分野における業務提携契約を締結しました。両グループは、それぞれの強みを活かし、消費者と企業双方にとってより便利で魅力的なサービスを創造することで、決済業界に新たな風を吹き込みます。

提携の背景と意義

楽天Gは、独自の「楽天エコシステム」を通じて、国内外の会員に幅広いサービスを提供し、顧客のライフシーンをカバーしています。ポイント還元などの施策により、会員の生涯価値最大化を目指しています。一方、みずほFGは、顧客にとって使い勝手の良いサービスの構築を目指しており、オリエントコーポレーション（以下「オリコ」）は、信頼されるパートナーとして顧客に寄り添っています。

両グループは、2023年11月にフィンテックを活用した資産形成・運用分野での連携を発表しており、今回の提携は、その流れをさらに発展させるものです。競争が激化する決済ビジネスにおいて、両グループは、それぞれの強みを融合することで、より利便性の高いサービスを提供できると判断し、提携に至りました。

具体的な連携内容

1. 個人のお客さまへの取組

楽天カードとみずほ銀行は、12月より楽天ポイントが貯まり、ATM手数料も優遇される提携クレジットカードを発行します。
来春以降には、みずほ銀行のポイントサービス「みずほマイレージクラブ」のリニューアルにあたり、楽天ポイントとの連携を予定し、さらにお得な特典を提供予定です。
楽天市場では、ユーザーが簡単に利用できるデジタル分割払い機能の導入を検討しており、楽天カードにもデジタル分割払い機能を付帯させる可能性も協議しています。

2. 法人・加盟店のお客さまへの取組

楽天Gと楽天カードが持つ加盟店向け決済機能や取引データと、みずほFGの企業向け資金繰り支援ノウハウや決済サービスを組み合わせることで、回収業務の効率化や精算業務のDXなど、新たなソリューションを提供することを検討しています。
楽天カード、ユーシーカード株式会社（以下「UC」）、オリコは、それぞれのノウハウを活用し、楽天Gが展開するサービスに関わる約90万社の加盟店に対し、新たなビジネスカードを発行することを検討しています。

3. 業務高度化に向けた取組

みずほFG各社、オリコ、楽天Gは、クレジットカード事業におけるアクワイアリング業務やバックオフィス業務などの共通業務を効率化することで、付加価値の高いサービスを実現を目指します。
アクワイアリング業務においては、各々が有する加盟店網を相互開放し、加盟店開拓などを模索します。
クレジットカードの不正利用対策においては、両グループで情報を共有し、業界全体の不正被害削減に貢献します。