東京センチュリーとSalter Brothersが提携、別府のホスピタリティを強化
TCホテルズ&リゾーツ別府株式会社(TCH&R-B)は、国際的なファンドマネージャーである豪州のSalter Brothersグループ傘下のSalter Brothers Services Pty Ltdとのアセットマネジメント契約を締結しました。この連携により、別府のラグジュアリーホテル「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」のホスピタリティの質を更に高めていくことを目指します。
契約締結の背景
TCH&R-Bは、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンとの協力のもと、ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパを運営してきました。このホテルは、開業から5年が経ち、顧客から高い評価を受けています。本年8月1日には開業5周年を迎え、米国の旅行専門誌「Travel + Leisure」のアワードでも、数部門で受賞を果たしました。
具体的には、ホテルプール部門、第1位、スパ部門第1位、ダヴィデ総支配人がホテル総支配人部門第4位、ビーチ島アップカントリーホテル部門では第5位を獲得しました。これは、国内外の多くのゲストからの支持による成果です。
今般のSalter Brothersとの契約は、日本国内でのアセットマネジメント契約としては初めてのもので、双方は、今後の戦略的な連携も視野に入れています。
Salter Brothersの信頼性
Salter Brothersは、オーストラリアを中心にアジアやアメリカで41のホテルを有し、ホスピタリティに関する深い専門性を誇ります。今後この契約を通じて、TCH&R-BはSalter Brothersの資本力や運営能力を活用し、市場での競争力を強化していきます。
東京センチュリーの執行役員副社長中居陽一郎氏は、「インバウンド観光の成長は特に注目されており、この連携により我々の運営力が向上し、実際に新たなビジネスチャンスが広がると考えています」との考えを示しています。
一方、Salter Brothersマネージング・ダイレクターポール・ソルター氏は、日本での提携について感謝を述べ、アジア全域でのホスピタリティに関する経験を生かし、新たな付加価値の創出に努めていく意向を示しました。
今後の展望
東京センチュリーグループは、今後のホテル事業を通じて日本国内の観光産業のさらなる成長に寄与することを目指しています。資産の効率的な管理を行い、顧客に対してより高い付加価値を提供することで、業界内の地位を強化する所存です。
別府市に位置するANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパは、89室の客室を持ち、充実したレストランやスパ施設を備えています。また、今後も新たなホテルの開発に取り組んでおり、2028年には東京駅近くにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection」の開業も予定しています。
これらを通じて、東京センチュリーグループとSalter Brothersの提携がもたらす影響に注目が集まります。観光産業のさらなる発展と共に、別府のホスピタリティが進化していく様子を見守りましょう。