EAGLYSの新たなHRソリューション「EAGLYS Bianca」
EAGLYS株式会社(イーグリス)は、注目のHRソリューション「EAGLYS Bianca」の開発に着手しました。これは、従業員のデータを活用し、より効果的な人的資本マネジメントを実現するための新たなアプローチであり、Confidential Computing(秘密計算)技術を駆使しています。これにより、従業員の微細なデータから客観的な「真実」が明らかにされ、企業は新たな視点で人材を管理できるようになります。
背景と導入の必要性
現代のビジネスシーンでは、迅速な変化とともに、効果的な人材マネジメントの重要性が一層高まっています。しかし、働き方の多様化や人材不足が深刻となる中、従来のマネジメント手法は、その柔軟性が求められる従業員一人ひとりのニーズに応えるには限界があります。このような状況の中で、EAGLYSは「EAGLYS Bianca」を通じて、従業員が自己の状況を正確に理解し、貴重な気づきを得ることを促進できる仕組みを提供することを目指しています。
EAGLYS Biancaの特徴
「EAGLYS Bianca」は、従業員の様々なデータをプライバシーを守りながら収集し分析することで、その人自身の置かれた「真実」を可視化します。具体的には、業務やライフイベント、勤怠情報、PC操作ログなどの情報が集められ、従業員の自己理解や自律的な行動を支援するのです。以下の3つが主な提供価値として挙げられています。
1.
隠れた従業員のアラートの検知
心身の状態や職場での不安を早期に把握することで、パフォーマンスの低下や休職・退職リスクを軽減し、組織の安定を支えます。
2.
本人も気づかないスキルの発見
Confidential Computingを活用することで、従業員の隠れた特性やスキルを見出し、自己のキャリアプランを描く手助けをします。
3.
分析に基づく助言
従業員の機微な情報は秘匿されたまま組織が分析結果を利用できるため、より効果的な人員配置や組織運営が可能になります。
開発の進捗と今後の展望
EAGLYS Biancaは、現在当社及び一部先行ユーザーのデータを基に進化を続けており、2025年秋を目指して正式リリースの予定です。また、来週に幕張で開催される「HR EXPO(秋)」では、開発中の機能を公開するデモ展示も行う予定です。興味を持っている方はぜひ、ブースに足を運んでみてください。
秘密計算技術の役割
秘密計算とは、データ及び計算過程を暗号化し秘匿することにより、計算を行う技術の総称です。EAGLYSでは、準同型暗号やTEE(Trusted Execution Environment)といった先進的な秘密計算技術を研究・開発し、社会実装を進めています。これにより、データのプライバシーを守りながらも、価値ある分析結果を引き出せるようになっています。
EAGLYS株式会社の概要
EAGLYSは、2016年に設立され、東京都渋谷区に本社を置いています。「世の中に眠るデータをつなぐハブとなり、集合知で社会をアップデートする」というビジョンのもと、秘密計算とAIを活用したプラットフォームの提供を行っています。詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。
EAGLYS Biancaにより、企業と従業員の関係がより良好になり、双方にとっての利益が増えることを期待しています。今後の情報も、ぜひ注目しておきましょう。