パーソルキャリア、社内システム改善に「New Relic」を採用!オブザーバビリティで開発効率と安定性を向上

人材サービス大手のパーソルキャリア、社内システム改善に「New Relic」を採用!



デジタルビジネスのオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relic株式会社は、人材サービス大手のパーソルキャリア株式会社が、同社のオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を採用し、運用を開始したことを発表しました。

パーソルキャリアは、主力事業を支える社内基幹システムに「New Relic」を導入することで、システムの観測結果を基にしたアセスメントや改善提案を積極的に行い、より効率的で安定性の高いシステム運用を目指しています。

導入の背景



パーソルキャリアは、転職サービス「doda(デューダ)」などの求人メディア運営をはじめ、人材紹介、転職・就職支援、採用・経営支援など、幅広い人材サービスを提供しています。

近年、パーソルグループの方針として、社内基幹システムのクラウド化を進めており、パーソルキャリアでも主力事業を支えるシステムの多くをクラウドに移行済みです。さらに、内製化を進めることで、開発と改善のスピードアップを目指しています。

このような背景のもと、パーソルキャリアは、開発・改修の成果を客観的に評価し、迅速な改善につなげるための手段として、オブザーバビリティの実現を重要視しました。

社内基幹システムのフロントエンドとバックエンドの状態を包括的に観測できるソリューションを探していたところ、「New Relic」がその要件を満たす最適なプラットフォームとして選ばれました。

「New Relic」導入による効果



2020年10月からPoC(概念実証)を開始し、2021年2月に本格導入された「New Relic」は、パーソルキャリアの社内システム運用に様々な効果をもたらしています。

エージェント事業を支える基幹システムのクラウドリフトをスムーズかつ無事故で実現

クラウドリフトに伴う大規模なシステム変更において、New Relicによる観測データとオンプレミス版のデータ照合により、潜在的な問題点を事前に洗い出し、解決することができました。

開発チームと保守チームの連携強化によるシステム改善の加速

New Relicを通じた情報共有により、開発チームと保守チームの連携が強化され、システム改善のスピードが向上しました。ライブラリ変更、リファクタリング、バージョンアップなどの改善が月に2回という高い頻度で行われるようになり、開発・保守の生産性が大幅に向上しました。

* 持続可能なアーキテクチャの実現

New Relicによる観測データに基づいた継続的な改善により、システムの安定性と拡張性を高め、将来的な大規模改修(ビッグバン更改)を回避できる見込みです。

今後の展望



パーソルキャリアは、今後も「New Relic」を活用し、すべての社内基幹システムを対象にオブザーバビリティを実現することで、システム改善の取り組みをより一層強化していく予定です。

さらに、New Relicを日常的に使用する文化を醸成することで、開発・保守に携わるエンジニア全員がシステム改善のプランニングに積極的に関わる環境を目指しています。

「New Relic」の導入は、パーソルキャリアの社内システムの進化を加速させ、より高品質な人材サービスを提供するための重要なステップとなることが期待されます。

トピックス(IT)

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