アウロステクノロジーズ、JEC World 2025に出展
三谷産業グループの一員であるアウロステクノロジーズ合同会社が、世界最大の複合材料展示会「JEC World 2025」に出展することが決まりました。イベントは2025年3月4日から6日の間、フランス・パリのノール ヴィルパント展示会場で開催されます。この展示会は、建設、航空宇宙、自動車など、さまざまな分野での最新の複合材料が集まることで知られており、業界のグローバルリーダーやスタートアップの出展が特徴です。
JEC World 2025とは
JEC Worldは毎年開催される複合材料の祭典で、2024年には1,300以上の出展者が集まり、43,500人を超える来場者を迎えました。このイベントは、専門家、学者、研究者が一堂に会し、最新の技術や製品を紹介し合う貴重な機会です。
今年のアウロステクノロジーズでは、独自のプラズマ表面改質技術が中心となります。この技術は、樹脂に対して長期的な接着力を提供し、さまざまな製品に活用されています。自社の技術をもとにした新工法「APLASシート工法」もご紹介し、建設分野におけるインフラ補強のスピードアップとコスト削減に貢献する方法を提案します。
展示内容の詳細
アウロステクノロジーズのブースでは、次の3つのポイントに焦点をあてて展示を行います。まず、プラズマ表面改質技術について、樹脂に対して高い接着性を付与する具体的な方法を説明します。
次に、APLASシート工法についての詳細情報を提供します。これは、コンクリート構造物を簡単に補強すると同時に、施工期間を短縮することを目的とした新しい技術です。この工法は、炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)シートを使用し、その表面にプラズマ処理を施すことで高接着性を実現しています。シートのサイズは長さ50m、幅250mm、厚さ0.25mmで、多様な使用が可能です。
最後に、展示ブースではAPLASシートの実物を展示するとともに、載荷試験に関する動画を流すことで、技術的な効果や応用例を視覚的に伝えます。これにより、来場者が当社の技術に対する理解を深める手助けをするつもりです。
アウロステクノロジーズの理念
アウロステクノロジーズは、「基幹産業における接着課題を解決し、人々の生活を豊かにする」という明確なミッションを抱えています。プラズマ技術を駆使して、さまざまな素材の接着性を向上させるための研究開発を行い、常に進化を追求しています。顧客のニーズに応じたプラズマ受託加工サービスも展開し、幅広い業界での技術的要求に応えています。
総括
アウロステクノロジーズの出展は、業界における新技術の普及促進と、持続可能な社会の実現に向けた挑戦の一環として位置づけられます。JEC World 2025での展示が、新たなビジネスチャンスや技術的連携に繋がることを期待しています。