IZAI発の新たな音声AI技術
東京大学発の音声AIスタートアップ、株式会社IZAIは、新しいボイスボット「IZAI Voicebot」の提供を開始しました。このボイスボットは、人間のように自然な会話ができることを目指しており、特にコールセンターやコンタクトセンター向けに設計されています。これにより、業界の様々な課題を解決しようとしています。
コールセンターが抱える課題
現在、コールセンター業界は労働力の不足や人件費の増加、さらには顧客からのハラスメントによる離職率の上昇といった深刻な問題に直面しています。AIの導入が進む中でも、従来のボイスボットでは機械的な音声や文脈理解の限界により、顧客満足度が低下することが多々あります。人手によるオペレーションと比較しても、ボイスボットに対する信頼感が欠けているのが現状です。
IZAI Voicebotの特長
IZAI Voicebotは、生成AI技術を駆使し、音声応答の自動化を進めることを特徴としています。このボイスボットは標準的なIVRや従来のボイスボットと違い、決まったコースのやりとりだけでなく、さまざまな文脈に応じた対話が可能です。これにより、顧客とのコミュニケーションがスムーズになり、業務の効率化が期待できます。
また、ボットが対応できない複雑な問い合わせやクレームに対しては、迅速に人間のオペレータに引き継ぐことが可能です。これにより、顧客体験を損なうことなく、ボットと人間の役割を適切に分担できます。
従来技術との違い
IZAI Voicebotは、従来のシナリオ型ボイスボットとAI型技術のハイブリッドモデルを採用しています。これにより、柔軟な応答能力を保持しつつ、情報の信頼性を保つことができます。さらに、頻出の問い合わせに関してはキャッシュ化を行うことで、より効率的な運用が可能です。
利用シーンと導入の容易さ
「IZAI Voicebot」は、インバウンド・アウトバウンドの一次応対や督促業務など、さまざまな場面で活用されています。また、シナリオの自動生成機能を持っているため、従来のボイスボットにあった導入のハードルを大きく下げることができました。最大数万件の通話を同時に処理する能力も備えており、大規模コールセンターでもしっかりと対応できます。
まとめ
株式会社IZAIは「IZAI Voicebot」を通じて、音声応答業務の完全自動化を目指し続けています。今後も新たな機能の追加や性能向上に取り組みながら、顧客のニーズに応じた最適なソリューションを提供していく予定です。具体的な導入方法や価格については、公式サイトからのお問い合わせが可能です。
詳しくは
IZAI公式サイト をご覧ください。